【インタビュー】新生『GINGERALE TOKYO』の新ディレクターは19歳のダンサー・Miyu。

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大手アパレル企業WORLD (ワールド) が、2013年秋に立ち上げ2015年秋に終息した「GINGERALE (ジンジャーエール)」というブランドを覚えているだろうか。

清潔感や上品さなどの、大人の感覚を持つ女性のためのスタイルを提案し、主に20代〜30代女性から人気を得ていたブランドだ。

元GINGERALEのメンバーが独立、1年半掛けてワールドからブランド権利を買収し今回の、ブランド復活が実現した。

当時、人気スタイリストをブランドディレクターに起用し、「辛さと甘さを組み合わせたジンジャーエールの味のようなファッション」を提案するブランドコンセプトで、スタイリストの感性を発信するブランドとして注目されました、今回コンセプトはそのままに新しいディレクターを迎え入れ再スタートを切った。 

そして、再スタートした"新生ジンジャーエール"の新たな顔としてブランドディレクターを勤めるのは、まだ19歳の大学生のハウスダンサー、、Miyu(伊藤 美夢)だ。

Miyu氏は、世界中のダンスバトルで優勝を総なめにしている、ストリート界で今最も注目のダンサーである。

今年の3月には、フランス・パリにて開催されたダンスバトルの世界大会「JUSTE DEBOUT」のハウス部門にて、言わずと知れた日本を代表するハウスダンサーHIROとコンビを組み、見事優勝を果たしている名実ともに「世界一のダンサー」である。

現役の大学生ダンサーが、ファッションブランドのディレクターとして就任するという驚きのキャスティングの裏には、どのような経緯があったのだろうか。

そして、Miyu氏は一体どのような人物なのだろうか。

今回、ダンサー「Miyu」としての生い立ちから、今回の新生ジンジャーエールについて、本人に話を伺った。





ーーそもそもMiyuさんは、なぜダンサーを目指したのですか?

小学三年生のころ、ストリートダンスというものに出会ったのがきっかけです。

小さい頃から体を動かすことが好きで、最初は、ダンスもいろんな習い事をしていた中の一つだったんすが、中学校1年生ぐらいのときにストリートダンスの中でも有名なスタジオのオーディションに受かったんです。

そこでいままでヒップホップというものしか知らなかったダンスの世界には、ジャズとか、ハウス、ロックとか…ヒップホップ以外にもいろいろあるっていうのを初めて知りました。

その中でも、どっぷりハマったのがハウスダンスだったんです。


ーーいまや「世界一」にもなったとか?

個人の活動ではありますが、今年の3月にあった世界で一番大きなダンスバトルの大会で優勝させてもらって、世界一になりました。

あとは、ONPARADE(オンパレード)やAlaventa(アラベンタ)といったチームに所属しており、チームでも様々な大会で入賞しています。


フランス・パリで行なわれている、ストリートダンスの世界大会『JUSTE DEBOUT』での一枚



ーーダンサーとして今日まで活躍されてきましたが、今回ジンジャーエールのディレクターに就任して、ファッションの世界に入ったきっかけはなんだったんですか?

『GINGERALE のディレクターをやらないか?』と、現社長の藪本社長にお声掛け頂いたのがきっかけです。

もともと洋服には興味があって、自分が着ている服とかもそうなんですけど、「私だったら、もっとこうするのにな」とか、「私だったらこんな色使いするのな」っていう欲求を感じていました。

今回のお話を頂いた時に、以前のGINGERALEのLOOKBOOKを全て見させていただき、『大好きなテイストだな』と感じました。

自分がイメージした洋服がブランドとして実物になるという事に魅力を感じ、是非やらせていただきたいと思いました。


ーーダンスとファッションの関係性についてどう考えておられますか?

ダンサーは"魅せる"仕事だから根本は似ているとこはあるんじゃないのかなと考えています。

やっぱり人気があって、有名になるダンサーっていうのはファッションも意識していますし、ライフスタイルや普段の洋服も表現の場として意識していく事で、今まで以上に新しい感覚を得る事ができると思いました。


ーー今回このジンジャーエールをどういうコンセプトで作りましたか?

「甘くて辛いジンジャーエール」がコンセプトとしてあって、そこに私の個性を生かしたデザインをイメージしました。

ダンサーのイメージって、ダボっとした服とか、どっちかというとストリート色が強いんですが、ジンジャーエールでは、俗に言う「ダンサー」っぽさではなく、綺麗で清潔感があって、それでいてダンサーが着て踊っていても「こうゆう服着ていて踊っていてもかっこいいよね」って思えるような服をイメージしています。

もちろんダンサーじゃなくてもかっこよく着ていただけるように考えています。

今回の2018年春夏コレクションは、好きなカラー青色をメインカラーにデニムスタイルや花柄が際立つ構成になっていて、 テーマは 『FLOWER 』甘くて辛いジンジャーエール、爽やかなのに印象的なコレクションになっています。


ーーこだわった点や、前のジンジャーエールとのと違いがあれば教えてください。

元々のジンジャーエールの洋服も好きだったので、意識して変えている部分はありません、私はダンサーなので、ダンス以外で自分らしさを表現方法としてファッションも重要だと思い、自分らしく、好みのスタイルを表現しようと意識しました。

なので、私の世代だからこそ知っている事や感じることを、私の目線で意見を出させて頂き誰もが着やすいような服を目指しています、デザイナーさんと話して理想のデザインが上がってくるのは感激します。

素材もシルクを使ったり、刺繍やデニムの加工など生地にもとてもこだわっています。

そして価格帯も商品価値に見合った価格帯を目指しています、ただ安く買いたい気持ちも当然ありますので、早く買えば安くなる事前予約で早割を導入していただきました。

売れ残りが安くなるのではなく、先に買うと安くなるというのは、本当にほしい物が早く、しかも安く手に入るって事なのでお客様も嬉しいと思います!

ジンジャーエールってもともと百貨店やルミネの店舗が記憶にありますが、 新しいGINGERALはECに注力し、販売方法も今の時代にあった新しいものに挑戦していて、新しい時代を感じさせるブランドだと実感しています。





ーージンジャエールをこれからどんなブランドにしていきたいですか。

沢山の方に愛されるブランドにしたいと思っています。

私の個性を生かして、自分自身が「好き」と思える服を提案していくので、もっと多くの人に共感されるように頑張りたいと思います。

最近は街で洋服を見たりショップで商品を見る意識が変わってきたんです。ファッションが楽しくなり、自分らしく表現する事でまた新しいスタイルが見つかったりもします、多くの方がGINGERALEの服を着て個性を表現してくれる、そんなブランドにしたいと思います。


ーーこれからも、ダンスを全力で続けられると思うんですが、ジンジャーエールのディレクターとしての顔が加わったいまのMiyuさん自身の目標は?


ダンスに関しては、日本だけではなく世界で活躍したいっていうのがもともと目標なので、海外でゲストで呼ばれたりワークショップをしたり、世界のトップレベルで活躍し続ける事で、人に影響を与えられるようなダンサーになりたいです。

ジンジャーエールでは、もっと自分のを個性を生かしたものを作って広めていきたいですし、自分もそれを着て世界中で踊りたいですね。

海外にはこういう洋服を着てダンスをする方って本当にいないので、そんなダンサーがいても新しいんじゃないかと…

結果的に世界中の方にGINGERALE が浸透していくと良いなと思います。