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『old honey』原まり奈 昔の恋人と古い蜂蜜の共通点。 -最終話- / U-29クリエイターズファイル

2016/11/30 05:00


連載企画「U-29クリエイターズファイル」-最終話-

各方面において自身のクリエイションを発信する20代の若きクリエイター達を紹介する企画。

若くして活躍するクリエイター達は何に影響を受け、これからどんな未来を見据えているのだろうかか。その真相とクリエイションの源泉に迫る。

今回ご紹介するのは、現在23歳。ファッションブランド『old honey』のデザイナーである『原 まり奈』氏に話を伺った。

第一話の記事はこちら

第二話の記事はこちら

 

服作りのこだわり





普通はブランドって、シーズンごとに年に2回新作を発表していると思うんですが『old honey』はそういうやり方ではなく、リメイクブランドとして、そのシーズンになってから発表します。

冬に冬服を出すというように。そうやって服作りの考え方を自由にして、作る側も楽しさを重要視したいなっていうのがあるんです。

また、この時期にとらわれない服作りのスタンスとリメイクだからこそ実現できる価値があるとも思ってます。

例えば気になったもの、ウィスキーとかお酒とかでもいいんですけど、銘柄とかを一点ものの服で表してみるとか。

時期に関係あるというよりは、シリーズとして気ままにあげていけるようなもの、見て面白いもの、楽しみにしてもらえるものとかができたら『old honey』っぽいかなって思っています。

なので、全てをリメイクの服というわけではないですが、こそれでもリメイクをやめることはないと思いますね。一番好きなので、ずっとやり続けたいと思っています。

 

空間を創る服をつくりたい


私は、パリコレを目指したり世界的なブランドにするという夢よりも、今は服を通じて多くのお客様、人と出会いたい気持ちの方が大きいし、そういった空間を生み出せる服を作りたいなって思うんです。

それがネガティブな意見だとされることも多いんですけど、やはり自分が服を好きになった空間が小さい古着屋だったというのもあって、同じような空間を作りたいなって思っています。

将来的にはカフェと一緒になるなど、空間づくりのツールとして『old honey』があればいいなと思います。

たくさん人が集まるところに、『old honey』の服があって、そこで少し映画がみれたりとか……そういう場所、空間があったら幸せだなあと思ってます。
 


 

若手が減っているファッション業界に対して思うこと


私は、結構バンタンのセミナーで中高生に向けて講師やらせていただいていて、自分もセミナーを体験してバンタン入学を決意した身なので当時と比べてはしまいますね(笑)

やっぱり生徒数が減ってきているなって思います。

悟り世代とか色々言われていますが、なんか“全体がそうならないとできない雰囲気”ってすごくあるなって思っています。全体が熱くならないと熱くなれないのかなって。

もちろんそれって伝えていかなきゃいけないことだから、今度は私が伝えていく世代だと思っています。

服を作る身としては、たくさん若い子に服は買ってほしいですね。

欲しかった服を頑張ってバイトで貯めたお金で買った事とか、そういうのって忘れないじゃないですか。

私が古着屋に出会った時のドキドキ感だったり、あの服なくなっちゃうかなって寝れなくなるようなあの時の気持ちっていまでも忘れないし、服を作る原動力にもなってるんです。

そういった気持ちや経験ってなにかを好きになるきっかけや、その道に進むきっかけになる。

私は服にはその力があると思うんです。これを着るといつもよりおしゃれになった気がするとか、それくらいでいいんです。

そういった事を服を通してできたらいいですね。