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コシノ ヒロコ氏 「オヤジ感覚でものを選んではだめ」

2016/11/29 05:18

ネットを中心に「ダサい!」と酷評を浴びた2020年の東京五輪ボランティアユニフォームについて注目が大きい。

東京都は25日、有識者らによる「東京ブランドの在り方検討会」を設置し、都庁で第1回会合を開いた。舛添要一前知事時代に作成したロゴ・キャッチコピー「&TOKYO」の効果や、都の観光ボランティアの制服見直しについて議論した。

出典 http://www.fashionsnap.com/news/2016-11-25/tokyo-volunteer-uniform/

ファッションデザイナーの『コシノヒロコ』、ファッションジャーナリストの『生駒芳子』、コルベール委員会ジャパンのチェアマンでシャネル代表取締役社長の『リシャール・コラス』、良品計画前会長で松井オフィス代表取締役社長の『松井忠三』ら15人の有識者参加の元、

数々の物議を呼んでいるこのユニフォームについて、小池百合子東京都知事は「東京の魅力を強力に発信したい。ロゴや制服をどう研ぎ澄ますことができるか考えていく」と述べ、デザインの変更への意を示した。

これを受け、ネット上では…

出典 http://www.fashionsnap.com/news/2015-05-29/tamaki-fujie-tokyo/gallery/index2.php

※以下ツイッターより抜粋

・日本のユニフォーム、製作は高島屋。保守的だしなんのエクサイトメントもない。私だったらイッセイミヤケ・ギャルソン・ジュンヤワタナベ・ヨージヤマモトあたりをゴリ押しするのに!!きいいい〜!

・やっぱり日本選手団のユニフォームダサめ。なんでなんだろー。どうせ百貨店系に頼むなら高島屋じゃなくてファッションの伊勢丹でしょ。伊勢丹だったらワクワクできた気がする。

・開会式全部みたけど日本のユニフォームがダサすぎて悲しい。民族衣装モチーフの国は問答無用に素敵だしカナダのDsquared2もアメリカのラルフもいい。なんで浴衣着るとか川久保玲に頼むとかできないのか。

東京五輪ボランティアユニフォームの変更へ乗り出したことを受け、ネット上では肯定的な意見が多い。新しいユニフォームはどのようなものになるのか、世間では期待が大きく注目度は高まるばかりだ。

そもそもユニフォームのデザイナーは?

このユニフォームの元をデザインをした方は海外を中心に活躍している藤江 珠希(ふじえ たまき)さん。日本の女性ファッションデザイナーだ。

出典 http://www.fashionsnap.com/collection/tamaki-fujie/2015-16aw/

藤江 珠希(ふじえ たまき)

2003年に立教大学社会学部を卒業後、アントワープ王立芸術アカデミーを経て、セントマーチンズ美術大学ファッションプリント科を卒業。その後、イギリスのファッションブランド「アレキサンダー・マックイーン」で研修。帰国後、テキスタイルデザイナーとして活動を開始し、デザイン事務所「スタジオブラックオペラ」を設立。2013年春夏コレクションから、ウィメンズウエアのオリジナルライン「タマキ フジエ(TAMAKI FUJIE)」を発表。

世界有数のデザイナーや芸術家を輩出しているベルギー屈指の名門校を卒業し、自らのブランドを立ち上げた、世界から認められたデザイナーの一人だ。彼女はこのユニフォーム問題で少なからず批評を浴びることとなった。

出典 http://www.fashionsnap.com/news/2015-06-04/tamaki-tokyo-uniform/

提出したデザイン画と実際のユニフォームを見比べると、帽子の日の丸がプラスされていたり、後ろ身ごろの「おもてなし東京」というロゴに重ねて大きく日の丸がプリントされていたり、数々の変更がわかる。このユニフォームについて同氏は、「権利上の問題などで変更になった点もありますが、私なりにベストを尽くしてデザインさせて頂きました」と語っている。

「オヤジ感覚でものを選んではだめ」と切捨て

「東京ブランドのあり方検討会」でコシノヒロコ氏は「ボランティアの方は若い人だけではないし、体型も年齢も違う。この服を着ることで誇りを持てる、この服を着たいからボランティアをやってみたいと思われるようなデザインが必要」と前置きし、「服は文化的なもの。単にボランティアが着るというものとして考えて、サンドイッチマンになってしまっては意味ない」と指摘。「日本人が持つ素朴さや謙虚さといった良い面を良い形で出すには"上品さ"が欠かせない。オヤジ感覚でものを選んではだめ」と話した。

出典 http://www.fashionsnap.com/news/2016-11-25/tokyo-volunteer-uniform/gallery/index3.php

小池百合子東京都知事は「ユニフォームが季節によって様々な色になっているのを見て驚いた。要は統一感。国内外に何を伝えていくのかというコンセプトの問題にいきつくのではないか」と語り、「東京の魅力を強力に発信したい。ロゴや制服をどう研ぎ澄ますことができるか考えていく」と躊躇なく変えていく方針を固めた。年内に「東京ブランドのあり方検討会」の第2回を開催して引き続き検討を重ねていく予定だ。