ファッション×テクノロジー|『VR』でファッション・ビジネスを変革する

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パラダイムシフトする現在、テクノロジーの発展が急速に進んでいる。2016年10月13日にソニーかPlayStation®VRが発売され、今月17日に追加販売を実施した。

「VR」(バーチャルリアリティ)は今一番アツいワードの一つだ。VRは今後ゲーム・映画・テレビなどメディア産業だけにとどまらず、商品販売などのサービス業など、あらゆる業種に導入されていくと言われている。

ではファッション分野ではどうなのだろうか?

 

VRとは
VR(バーチャルリアリティ)とは、実際の形はしていないか形は異なるかも知れないが、機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術およびその体系。日本語では仮想現実と訳されることが多い。(引用 wikipedia)


 

VRで360°高級百貨店をツアーする


(出典 http://vrscout.com/news/google-debuts-vr-tour-new-yorks-famous-festive-store-windows/)


Googleがニューヨークのショーウィンドウを体験できるVRアプリ『Window Wonderland』をリリースした。ブルーミングデールズやサックス・フィフス・アベニュー、バーニーズ・ニューヨークといった15以上の高級百貨店の前をツアーで巡ることができるVRアプリだ。
 

(出典 https://www.japandesign.ne.jp/showwindow/barneys-ginza/1312.html)


直接的な購買行動に繋がらないものの、百貨店のショーウィンドウはウィンドウショッピングという言葉があるように、見ているだけでも面白い。360°見ることができるようになり、よりリアリティのある空間へと拡大する。自宅にいながら他の場所へ繋がるということは、今後都心と地方の差、地理的な壁を更に越えていくことだろう。

「地理的な差を埋める」というキーワードを踏まえ次のグラフを見て欲しい。

 

EC市場規模ではアパレルは市場が1位


(出典 http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160614001/20160614001.html)


これは日本のBtoC-EC市場規模の推移を表したグラフでだ。年々上昇傾向にあり、国内のアパレル市場において、ECへの参入は各社には必須になっている。販売チャネルを増やすことで、リアル店舗に訪れないユーザーなど、多くの顧客へと増やすことができる。

都心と地方の差を埋めるという点ではオンラインショップは有効な手段であるが、アパレルは靴やスーツ、パーティードレスなど、着てみてサイズを確かめる必要のある分野であり、相性が悪いところがある。

そんな顧客と企業の悩みを革新した新たなサービスが誕生した。

 

ファッションコマースを革新するMetail社 「VR試着」


(出典 https://www.cam.ac.uk/research/impact/clickable-fashion)


Metailではユーザーが体のサイズを入力すると、体形を忠実に再現したダミーがサイト上に作られる。気に入った服をダミーに試着させれば、実際に近いフィット感を確かめることができ、ユーザーは自分に合った服を見つけることが可能になる。今後はユーザーのクローゼットにある服の中からその日の天気に合ったコーディネートを提案したり、スタイリングサービスの提供を検討しているという。


(出典 http://www.arenamedia.com/en/blog/category/reaction/page/8/)


ネットとリアル店舗での大きな違いは、試着することができるかだ。特にアパレルはグローバル化に伴い海外ブランドのものが多く、国によって服の規格が違ってくる。アクセサリーや、バックなどは試着する必要は少ないが、洋服になるとそうはいかない。

ジャストで着たいし、実際に纏った時のドレープや、シルエットなども気になる。返品無料のサービスを提供しECでの購入ハードルも下がってるとはいえ、実際に購買に至るプロセスの中で試着は重要な要素だ。

以前、セレクトショップのバイヤーの方が「ネットで売れているものとリアル店舗で売れるものは違う」と言っていた。この点を踏まえるとMetail社の「VR試着」は2者の差を縮め、更に返品数を減らしオンラインでの売上拡大につながるだろう。

VRを使用したサービスはオンラインだけでない。リアル店舗でもVRを活用した新しい購買体験が実施されている。

 

VRを使った新しい買い物「VRショッピング」


(出典 https://iotnews.jp/archives/29876)


伊勢丹本館2階センターパーク/TOKYO解放区で8月24日から9月13日にVRスタートアップPsychic VR Labが提供している、VRショッピングサービススタイリー(STYLY)のVRショッピング体験を実施した。VRをつけると、ブランドの世界観が作りこまれている映像の中に服が展示されており、実在する服をバーチャルの世界で楽しみながら買うことができるというものだ。

(出典 https://iotnews.jp/archives/29876)


ECの売上が伸び、リアル店舗では差別化するためにより上質なサービスが求められてきている。如何に顧客を楽しませ、オンラインにはない価値を与えるか、VRは目の肥えた顧客達を楽しませ、新しい購買体験を実現していくだろう。


現状、高価なVRセットだが今後はより安価で軽量化していくだろう。VRのヘッドセットが一般家庭へと普及していき、もしかしたらスマートフォンのように一人一つ持つことが普通になるかもしれない。VRがより導入されれば店舗は数を減らし、売り上げに伸び悩むファッション業界を革新し、私達顧客に新しいサービスを提供してくれるはずだ。

テクノロジーを活用した新しいトレンドや製品、サービスはどのようなものになるのか、非常に待ち遠しいものである。


 



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