Forbesによる「2016年度世界で最も価値のある企業ランキング」NikeがLouis Vuittonを抑えた理由

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今年ももう暮れである。今年を振り返る一つの方法として、毎年お馴染みのForbesによる「世界で最も価値のある企業ランキング」も一つの手だろう。

今年のランキングで注目をしておきたのは、アパレルブランドにおけるランキングに変動があった事だ。

 

例年までの首位はLouis Vuitton


2013,2014年とずっと首位をとっていたのは、日本人に5人に1人が持っていると言われているほど、根強い人気を誇るラグジュアリーブランド、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)だ。

1854年に設立され、元は今のようなラグジュアリーアパレルではなくトランクを販売していた事は周知の事だろう。

毎年「世界で最も価値のある企業ランキング」において、他のラグジュアリーブランドよりダントツで上位だったこのブランドのマーケティングには数年前から業界も注目をしていた。

こちらの記事でも紹介しているので是非見ていただきたい。
『LVMH』の売れる法則。『LOUIS VUITTON (ルイ・ヴィトン)』の8つの戦略


しかし、そんなLouis Vuittonを抑えて一位抜きに出たのがNike(ナイキ)だ。

 

Nikeが一位になった要因は、マーケティングの変化?


1964年に設立されたアメリカのブランド。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院のソーニー教授は、Nikeの最近のマーケティング変化に対してこう指摘している。
 

「以前は商品中心の従来型マーケティングを行っていたが、ここ2年間は従来の広告に対する投資を4割も削減し、広告そのものの位置付けも顧客がより優れたアスリートになるための“サービス”を訴求することとなった」(ソーニー教授)

 
彼曰く、デジタルマーケティングが進む中で、消費者が長時間モバイルをチェックする事から、ブランド側も一時的なキャンペーン型から常にオンを意識する、まさにオールウェイズ・オン・マーケティングを意識するべきなのだという。

それをNikeは実行したのだ。

実際、最近のNikeのマーケティングは、ただ商品を売るだけに留まらず、商品を買った後のサービスに注力している。今ではクリスマスに合わせて「キッカケは最高のプレゼント」というキャンペーン映像や、ワークアウト女子をテーマとしたミニドラマを公開している。



これらの映像から、自社プロダクトを“キッカケ”として購買欲を煽り、購入後の運動を自社アプリでサポーターしているのだ。

 

商品購入後の、消費者に対するサポート

 
Nikeには運動サポートアプリがNike+ Training Club、Nike+ Run Club 、Nike+ Fuel、Nike+ Move、Nike Footballと、多数用意されている。

 しかも、特に今年ユーザーが増えたApple Watchとの連携、購買欲をそそるコマーシャルなど圧倒的なプロモーション力も持っていると言えるだろう。

http://jaykogami.com/2015/07/11730.html


帝王的な存在であるLouis Vuittonを打倒できた理由はここにあるだろう。従来のキャンペーン型タイプの彼らに対し、Nikeは消費者に対し今々のアプローチを強めたのだ。
 
現在モードとストリートがミックスされたスタイルが次々と生まれ、スニーカーはどんな服にも合う万能アイテムとなった。しかも、数年前からモデルのトレンドも、只ガリガリに痩せているだけでなく、ジジ・ハディッドのようなカーヴィボディとなってきた。(彼女の姉妹であるベラ・ハディッドがNikeの顔に選ばれ、話題となったが)

それに伴い、女性のなかで減量のためだけでなく、身体造りという意味でワークアウトをする人が増え、スポーツウェアやスポーツアプリの利用者が増えてきている。

ファッション性、機能性、どちらも高いスポーツアパレルブランドであるNikeは、もはや現在人々の日常にとても近い存在なのだ。

このランク変動に対し、Louis Vuittonが来年挽回することができるのか、注目したいところだ。

参考ソース
source:http://www.sbbit.jp/article/cont1/30333
http://www.forbes.com/powerful-brands/list/#tab:rank



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