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ラッパー、デザイナーのKanye West。Donald Trumpをも虜にする彼の魅力とは?

2016/12/27 00:57


ミュージシャン、アーティストまた最近ではファッションデザイナーとして高い評価をうけているKanye West(カニエ・ウェスト)が、Donald Trump(ドナルド・トランプ)とミーティングを行ったというニュースがアメリカで話題になっている。

なぜこのニュースが話題になっているか、畑違いの二人の会合はもちろん、それ以上にトランプ氏は同日に行われる共和党の会議を蹴ってまでKanye Westとミーティングを行っていた。

重要な会議よりも大切な人物とみなされたKanye Westの魅力とは一体なんだろう。

 

シンガー、デザイナーとしての成功



出典:www.flickr.com/photos/peterhutchins/



2000年初頭に、音楽プロデューサーとして名が知られ、その後ソロラッパーとして活動を始めた。彼のプロデュースした曲には、Jay-z(ジェイ・ジー)やAlicia Keys(アリシア・キース)が知られている。

多くの名曲を排出したのち、『YEEZY』というネーミングでファッションブランドを立ち上げた。

新作がアップデートされるたびに即完売の『YEEZY BOOST by ADIDAS』は、オークションで10倍のプレミアが付くほど人気がある。

パリコレで行われた、彼のデビュー作シーズン1では、ランウェイを基本とするファッションショーで、モデルを立ち止まらせるという異例のショーを繰り広げた。

デザイナーとして活動する前から、ファッショニスタとして注目を浴びていたKanye Westだが、ファッション以外でもメッセージ性のある作品を手がけることでメディアを騒がせている。

カルト映画の奇才、チリの映画監督Alejandro Jodorowsky(アレハンドロ・ジョドロウスキー)のファンである彼は、ニューヨークYeezusツアーの中に、彼の作品『ホーリー・マウンテン』のエッセンスを多く取り入れている。

グロテスク且つ神秘性をテーマにした映画の作品を、パフォーマンスまた衣装で表現している。
中でもファンを驚かせたのはライブ中、彼の顔を終始覆っていたマスクである。

 

出典:www.flickr.com/photos/peterhutchins/



衣装デザインはフランスの有名ブランド、Maison Martin Margiela(メゾン・マルタン・マルジェラ)が担当した。

カニエ氏の衣装製作についてデザイナーはこのように述べた。
 

「彼に対する世間の声は関係なく、彼のためになにができるかということに集中した。彼はよく私たちのショーに訪れ、サポートをしれるとても親しい関係になった時から彼と仕事したいと強く思ってました。私達は彼の音楽やツアーに対するヴィジョンが好きなのです。」(引用:VOGUE USA)


 

出典:www.flickr.com/photos/peterhutchins/


 

人生を語ることは、相手によって時に仕事よりも価値のある時間。



トランプタワーの前は、連日厳重な警戒態勢が敷かれ、常に歩行者の荷物チェックが行われるほど、緊張感が漂っているなか、颯爽と姿を見せたカニエ氏をジャーナリストが捉え、ツイッターに投稿した。

約20分後、エレベーターから二人が現れ報道陣の前に姿を見せた。
どんな話し合いが行われたのかという報道者の問いかけに対してトランプ氏は、「人生について」とだけ答えた。
対するカニエ氏は、会合について語らなかった。

その後Kanye Westはツイッターで、このように投稿している。
 

真剣に変化に対して願望があるのなら、未来のアメリカのトップと直接話すことは最も重要だと感じている。



常に直接的に発言をするトランプ氏は、選挙が終わってもなおメディアの注目の的として、度々ニュースに登場する。

むしろ爆弾発言をすればするほど人気が上がっているとも言われている。そんな彼に著名人によるサポーターは非常に少ない。最も、著名人自ら投稿するSNSで目立つのは、ヒラリー派またはトランプ反対運動である。

ヒラリー派を主張するシンガーのJohn Legend(ジョン・レジェンド)は、この会合に対して、「この会合は宣伝目的だ。彼(カニエ)のトランプへのサポードに失望した」とコメントした。

またネタにされることも多いDonald Trumpだが、Kanye Westもまた彼を自身のミュージックビデオ『Famous』でネタとして登場させている。

このミュージックビデオは、有名人とメディアの関係性について歌っている曲である、歌詞を含め内容の奇抜さに賛否両論の声が上がっている。

このミュージックビデオに同じく登場する歌手のTaylor Swift(テイラー・スウィフト)は、2016年VMAのウィニングスピーチの際カニエに関して、このようにファンにメッセージを送った。
 

成功を抑えつけようとしたり、達成したことや名声を横取りしようとする人々が立ちはだかることがあるかもしれない。


これは、まさにKanye Westの『Famous』の歌詞にある、
 

I feel like me and Taylor might still have sex Why? I made that bitch famous 
(俺はまだテイラーとセックスをしたい気がするよ。何故かって?俺があのビッチを有名にしたからさ)


に対する言葉だと言われている。

Kanye Westもまた、世間から多くの批判の言葉を浴びせられるが、それでも自分自身を突き通す彼のスタイルは、逆に評判を得始めている。

彼の魅力とは、まさに揺るぎない行動力だ。

出典:www.flickr.com/photos/musictrendsetter/



自分を支持してくれる人々に対する情熱を持ち続ければ、批判だろうと世間の声など彼にとって関係のないことなのだ。

この、批判の嵐を浴びても尚我が道を行く彼らのスタイルこそが、共通点であるのかもしれない。

そこには彼らの同じような情熱と理解があり、ただの人生についての話し合いさえ価値のある時間と知っていたのだ。

だからこそKanye Westは多才な人物と交友関係を持ち、自身のアートに彼らのエッセンスを取り入れ、様々な分野で成功を収めているに違いない。