アプリをDL

KOCHÉの魅せるリアルな世界とファッションの繋がり

2017/01/03 10:53


ファッション業界で最も注目されるパリコレクション。

多くの有名ブランドが一斉に次のトレンドになるであろう新しいコレクションを発表し、その新しいコレクションをファッション業界関係者たちが世界中からチェックするために集まるのだ。

なかなか”普通の人々"がその新しいトレンドをすぐに肌で感じることは難しい。

そのパリ ファッションウィーク中に行われるランウェイ ショーの中で、ここ3シーズン異彩を放ち続けているのが、KOCHÉ(コーシェ)だ。

彼らのショーは、他のどのブランドとも雰囲気が違う。

パリのほの暗い移民街のアーケードやパリに住む“普通の人々”が行き交う駅のモール内で、人種、性別、体型、身長もまばらなモデルたちがKOCHÉの服を身に纏い、爆音とともにゲリラ的に行われたSS17コレクション。

パリモード界の新進気鋭ブランドとして注目されているKOCHÉは、リアルな場所でリアルな人々に向けて発信する新しいショーのあり方を提示した。


 

デザイナーChristelle Kocher(クリステル・コーシェ)とは



出典:http://www.numero.com/


KOCHÉを手がけるデザイナーChristelle Kocher(クリステル・コーシェ)は、ロンドンの名門校セントラル・セント・マーチンズを卒業後、

EMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ)、CHLOÉ(クロエ)、SONIA RYKIEL(ソニア リキエル)、DRIES VAN NOTEN(ドリス・バン・ノッテン)BOTTEGA VENETA(ボッテガ ヴェネタ)などで経験を積み、

シャネル傘下の羽根細工工房ルマリエのアーティスティックディレクターとして現在も活躍している。

そして「COUTURE TO WEAR」をコンセプトに、2014年自身のブランドKOCHÉ(コーシェ)を立ち上げる。

違う世界や考え方、カルチャーや新しい思想を世界に向けて発信して、新しいカルチャーを作りたいという想いがブランドには込められている。

クチュール工房で培われたテクニックと高いクエリエイティビティにストリート感覚が融合する独創的なデザインが注目をを集め、多くの人々を虜にしている。

 2015年には『LVMH ヤング ファッションデザイナーズ プライズ”(LVMHプライズ)』のファイナリストにも選出。

そして同じく、2016年6月にパリで行われた2016年度の『LVMHプライズ』にもノミネートされた。

影響を受けたデザイナーについてCOMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)の川久保怜を挙げ、「“強い女性像”を世の中に発信した彼女のようにパワフルなメッセージを自身のブランドを通して世界に発信していきたい」と語っている。

 

KOCHÉの魅せるリアルなランウェイ


 「I’m sharing my Paris with other people,(他のみんなと私のパリを共有してるの)」

とクリステル氏が言うように、彼女はパリのリアルな生活の場所でランウェイを開催することで、限られた人だけでなく、一般の人もショーを観られる、KOCHÉをリアルなパリをみんなで共有するかのようにコレクションが発表された。

それが、モードとリアリティのミックスで、ブランドコンセプトの重要なパーツとなっている。

KOCHÉパリコレクションAW16のショー会場として選ばれたのは80年代に造られたアールデコ装飾が美しいアーケードのパサージュ・デュ・プラド。

いまでは移民街あのアーケードとてアフリカ系ヘアサロンやモバイルショップが並ぶ、そしてSS17ではパリ10区にある駅直結のショッピングモール フォーラム・デ・アル で行われた。





PARIS FASHION WEEK/AW16 SHOW




PARIS FASHION WEEK/SS17 SHOW


 

パリ、そして次なる発信地としてのトーキョー

 

ランウェイが行われたパリのPassage de PradoやForum des Hallesに続く新たな発信地として選んだのは東京のユースカルチャーの代表的な街、原宿にあるとんちゃん通り(原宿通り)。
 

「パリのエネルギーを東京の街に持ってくることにより新しいエネルギーのコネクションを作る。そしてパリの後に一番に見せたい国が日本だった」とデザイナーのクリステル氏。(http://www.fashionsnap.com/より)


モデルはシトウレイ氏による東京の"今"を表す人達がキャスティングされたほか、クリステル氏が直接ストリートで声をかけた一般人、スタッフ店員もモデルとなりゲリラショーが行われた。

人種、性別、体型、身長、ヘアメイクもまばら、モデルがそのまま自分でコーディネイトしたかのようなアンバランスさがより一層リアル感がで醸し出されたランウェイとなった。

 
 

KOCHÉ TOKYO SHOW HARAJUKU DORI Picture @romiromicco

@koche_officialが投稿した写真 - 2016 10月 28 7:29午前 PDT







常に新しい表現方法でリアルな人々、リアルな空間、リアルな服そしてつねにそれを他者と共有するパワフルなブランドは他にはないだろう。

2017年もKOCHÉ(コーシェ)にとって大きな躍進の年になることは間違いない。