世界最高峰のクチュリエ、Azzedine Alaïa(アズディン・アライア)の展覧会がロンドンで開幕

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5月9日、ロンドンのDesign Museum(デザインミュージアム)で「Azzedine Alaïa The Couturier(アズディン・アライア:ザ クチュリエ)」が開幕した。

同展覧会は昨年11月に急死したデザイナー、Azzedine Alaia(アズディン・アライア)がフローニンゲン美術館チーフキュレーターのMark Wilson(マーク・ウィルソン)とともに展示作品の収集に携わっていた。

Alaïaは、身体のラインを強調するニットやレザーのドレスで、ボディコンスタイルの先駆けとなり、80年代を象徴するデザイナーになった。

彼のデザインは多くのデザイナーに影響を与え、川久保玲「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」デザイナーも「心と魂で仕事をする人だった」と評している。



ロンドンでAlaiaの展覧会が開催されるのは今回が初めてで、1970年代後半から最後の創作に至るまで、チュニジア生まれのデザイナーの珍しい象徴的な衣服60点を展示している。

彼のトレードマークのジップドレスだけでなく、コルセットベルトや包帯のドレスがある。

「第二の肌のドレス」と呼ばれるアライアの特徴的で官能的な衣服は、5つのスクリーンで展示されている。



スクリーンは、友人、著名人、またはAlaïaが賞賛している人々によって作られたものであり、すべてはクチュリエの作品に対する独自の反応を創造するよう作られた。

芸術家のRichard Wentworth(リチャード・ウェントワース)が撮影した一連の写真もメイン展示スペースの裏壁に沿っている。

これらはAlaïaが30年以上働いていたパリのファッションハウスで撮影されたもの。



Alaïaはデザインのコレクターとして、他分野で確立したクリエイターと一緒に作品を展示するビジョンを持っていたという。

各スクリーンは、デザイナーのドレス製造における金属の使用に焦点を当てた彫刻張力のような11の異なるテーマの下で衣服をグループ化するために使用されている。

"Other Places, Other Cultures"というセクションでは、アフリカの衣服のから影響を受けたことを強調している。



これらのテーマは年表を無視し、代わりにデザイナーが採用した多様で勇敢なテクニックや素材に焦点を当てている。

「彼はデザインを本当に愛し、展覧会の一環として何らかの形でデザインを使いたいと思っていました。ファッションとデザインの2つの非常に異なる創造性の分野が、融合することは滅多にあることではありません。彼の作品は本当に感動的なのです」とキュレーターは語る。

完璧主義者であるAlaïaのカッティングや縫製の技術など全てのディテールにフォーカスした同展覧会は、Alaïaが"世界最高峰のクチュリエ"の名にふさわしいデザイナーであることを証明しているようだった。

同展は10月7日まで開催されている。