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今回は今までで一番自分に寄せたショーになっています。/ KIDILL(キディル)デザイナー 末安弘明

2016/10/08 06:00


東京コレクション直前デザイナーインタビュー 第1弾 –KIDILL(キディル)−

年2回開催され、10月17日より開幕するファッションの祭典「Amazon Fashion Week TOKYO 2017 S/S」。

期間中は渋谷ヒカリエ、表参道ヒルズを中心に国内外約50ブランドのランウェイショーやインスタレーションが繰り広げられる。

今回、開幕直前のこの時期に注目ブランドのデザイナー達を直接取材し、今回のショーに対するテーマや見どころを聞いた。

ぜひ、当日ショーを見る際の参考にしてもらいたい



ーー今回の「テーマ」は何ですか?

テーマは「sad paradise」です。
1950年代頃にアメリカの文学界で異彩を放った作家グループ「ビート・ジェネレーション」。そのビート文学の代表的な1人でもあるアレン・ギンズバーグの小説の一節に出てくる「sad paradise」という言葉を用いています。


ーー「sad paradise」をテーマにしたきっかけは何ですか?

アレン・ギンズバーグの詩集を読んだことがきっかけです。
私は、服を作りながら本を読むことが多いのですが、その時にたまたまアレン・ギンズバーグの詩集を読んだんです。そのビート文学の「もっと自由に」という中心的な思想に共感して、ちょうど今の自分の気持ちとも重なったので、そこから得たことを今回のショーで表現したいなと思いました。 

作家グループ「ビート・ジェネレーション」"右がアレン・ギンズバーグ氏"  (出典:http://downinthegroove.tumblr.com/page/2)



ーーショーの見どころを教えてください。

今回は今までで一番自分に寄せたショーになっています。

なので、私の好きなバンド「Coyote Milk Store(コヨーテミルクストア)」の生演奏もありますし、モデルさんも全員日本人で構成し実際にストリートにいる人達も起用しています。

また、刺し子やハンドプリントが特徴的な「zaziquo(ザジコ)」、名古屋のアクセサリーブランド「A MAN(ア マン)」とのコラボレーションアイテムも登場します。 


ーーショーに向けて意気込みをお願いします。

楽しみます!

もちろんビジネスも大切ですけど、それ以外でも大切な部分があると思いますし、第一に楽しむことができないと続けられないですしね。 


ブランド初の路面店「KIDILL ROOM」を渋谷にオープン。今後、アジアを中心に世界に向けてマーケットの拡大を見据えている。


 

KIDILL(キディル)
2014年ブランド設立。デザイナーは末安弘明。「純粋性。狂気と正気。気持ちの有様。」をコンセプトとし、読書や日々の生活、会話や環境からインスピレーションを得ている。2015年3月、世界での活躍が期待される日本人デザイナーに贈られる賞「DHL デザイナーアワード」を受賞。2016年3月には、ブランド初の路面店「KIDILL ROOM」を渋谷にオープンさせた。

KIDILL Official Site
http://www.kidill.jp