ユニクロとのコラボで注目、「イネス」の本当の魅力

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2014年春夏にスタートしたUNIQLO(ユニクロ)×INES(イネス)のコラボ。

そのフレンチシックを体現したデザインは例年人気を博している。2018年秋冬で10シーズン目を迎えた当コレクションだが、コラボするイネスとは一体どんな人物なのだろうか。その人物像に迫る。

出典:https://www.fashion-press.net/news/10199

 

モデル、イネスとは


Inès de la Fressange(イネス ドゥ ラ フレサンジュ)、1957年フランスに産まれる。

80年代を中心にモデルとして大活躍した彼女。シャネルのデザイナーKarl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)の目に止まり1983年~1990年までの間彼のミューズであり続け、シャネルのスターモデルを務めた。

当時、高級ブランドと独占契約を結ぶモデルはイネスが最初だったとも言われている。

出典:http://fiftysomething.nl/blog/waarom-ik-inez-de-la-fressange-niet-ben/


カール・ラガーフェルドが彼女をモデルに選んだ理由は、イネスが「ココ・シャネルによく似ていたから」とも言われている。

彼女の芯のある凜とした顔は確かに若い頃のココによく似ている。

出典:https://www.vogue.com/slideshow/celebrity/ines-de-la-fressange

 

フランスの顔となったイネス


1989年には「マリアンヌ」のモデルにフランス政府より選ばれる。マリアンヌとはフランスを擬人化したイメージであり、共和制と自由のシンボルである。

その時代を象徴する美しい女性が選ばれ、胸像や切手にデザインされフランス全土の役所など公的な場所に置かれるという。

出典:https://www.20minutes.fr/societe/diaporama-3609-photo-742265-visages-republique


しかしこののオファーが来た時、イネスはシャネルと専属モデル契約を交わしていた。それでもオファーを受けたため、シャネル側と裁判になりシャネルの広告塔としての活動は終了した。

現在は2013年に再設立した自身のブランド< INES DE LA FRESSANGE >にてアートディレクターをし、他にも作家、デザイナー、実業家やジャーナリストなど多岐にわたって活躍の場を広げている。
 

ユニクロへの想い


もともと普段からユニクロを愛用していたというイネス。コラボレーションについて過去にこのように語っている。
 

私はよくお昼休みの時間にユニクロに出かけるの。仕事の合間にちょっと一息入れながら、自分に小さなご褒美を、という感覚で好きな服を買う。大概リーズナブルなものを買って、小さな幸せを得るの。無理をせずに、質が良くて、センスの良いものを、自分のものにするという喜びも、大切。服やファッションとは、そういう存在でもあると思う。」
「私にとって大切なのは美しさであり、創造性であり、エレガンスなのです。価格などまったく関係ありません。何よりも楽しいのは、スタイルをミックスして組み合わせることだし、私のお気に入りには,安いものから高価なものまで、色々なものがあります。あらゆるものをミックスし、組み合わせる自由と可能性、これこそが私たちの時代の醍醐味だと思います。」
「今回の企画は、メディア向けの、何となく出来あがった企画ではないということ。私にとって自分が納得しないような服に名前を使うなんて考えられないから。そういう意味でこの企画は、とても誠実で、素直なコラボレーションになっていると思う。」 UNIQLOより

出典:https://locari.jp/posts/65626


イネスは自身のブランドページにて自らのデザインを”ロック・シック”と表現した。その言葉通りトラッドなデザインの中に垣間見える遊び心。そしてブレずに在り続ける"フランスっぽさ"。

そこにはフランスを象徴する女性像ともなり、80年代を名声と共に駆け抜けてきた彼女の芯の強さがうかがえる。