【ファッション×テクノロジー】着るウェアラブルデバイスの時代がやってくる

L sh expo 01
 

進化するウェアラブル


Apple(アップル)社が販売している腕時計型のウェアラブル端末「Apple Watch(アップルウォッチ)」や、

Google(グーグル)社のゴーグル型ヘッドマウントディスプレイ「Google Daydream View(グーグル デイドリーム ビュー)」などが登場し、

ウェアラブルデバイスはもはや夢の世界の機械ではなく現実世界に存在するものとして定着しつつある。
 
そんな中、さらなるウェアラブルデバイスの発展を目指す「第3回 ウェアラブルEXPO」という展示会が2017年1月18日から4日間、東京ビックサイトで開催された。

200社の企業が集結し、最新のテクノロジーを駆使した新しいウェアラブルデバイスや、開発中の先進テクノロジーやウェアラブル用部品などを展示。

腕や顔に装着するタイプの従来の端末の進化系も多く見られたが、それより興味を引いたのが、そう、「着る」ウェアラブルデバイスだ。

 

着るウェアラブルの方向性は


出典:http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1701/23/news041_2.html


身体に装着するタイプのウェアラブルデバイスにはどのような活用方法が見込まれるのだろうか。

多くの企業は、健康や体調を管理する面で利用することを目的に開発を進めている。

手首や頭に装着するデバイスでも血圧や脳波などを測定でき、装着者の健康情報を知るために役立てることはできるが、着るウェアラブルデバイスではさらに身体との接触面が増える、より測定が正確かつ容易になり測定項目も増やせる。

このため、着るウェアラブルがさらに発展すれば、着るだけで詳細な健康診断をも行うことのできるようなデバイスが登場するだろう。

 

建設現場での安全管理に


「第3回 ウェアラブルEXPO」では、とある下着シャツ型のウェアラブルデバイスに関するブースが展示されていた。

Panasonic(パナソニック)とミツフジが共同開発している建設現場に向けた、着るウェアラブルデバイスを用いたサービスである。

ミツフジの特殊な導電繊維を用いた下着シャツを着ることで、着用者の心拍数や呼吸数などのバイタル情報をはじめ、加速度やジャイロ情報まで測定できる。

この測定データをスマートフォン経由でクラウドサーバーに集め、現場に立ち会わなくても作業員の健康状況の管理を行うことができるのだ。

炎天下や厳しい寒さの中での作業による作業員の体調不良にいち早く気づくことが出来るだけでなく、作業員のストレス状態も把握し、人為的ミスや重大な事故を未然に防ぐ効果も期待されている。

 

ウェアラブルデバイスがいよいよ発売


出典:http://image.itmedia.co.jp/l/im/business/articles/1701/19/l_sh_expo_01.jpg



実際に2017年中に運転時の居眠り検知システムを搭載した着るウェアラブルが販売される見込みだ。

開発したのは大阪に拠点を置く東洋紡(株)と、東京に本社を構えるユニオンツール(株)。

2社は2011年から共同で開発を進めてきた。

東洋紡のフィルム状導電素材「COCOMI®」と、ユニオンツールが既に2015年から販売していた居眠り運転検知システム「安全運行補助ツール 眠気通知器 DSD」のふたつの技術が組み合わされたもので、「第3回 ウェアラブルEXPO」にも出品された。

中日臨海バス(株)での実証実験も行われている。

「COCOMI®」は薄手の伸縮性がある生地で、普通の衣服と変わらない自然な着心地を目指し、違和感なく着用できるようになっている。

トラックをはじめとする物流運送業、バスや電車、タクシーなど人を運ぶ運輸業でニーズが高く、居眠りによる痛ましい事故防止へ向けた実際の活用が期待される。

また、東レとNTTが共同で開発した特殊繊維をゴールドウインのトレーニングウェアに採用したウェアラブルデバイスは既に販売されている。

着るだけで心拍数などのバイタル情報を測定できる。

 

「圧電ファブリック」の開発


出典:http://image.itmedia.co.jp/l/im/business/articles/1701/19/l_sh_expo_06.jpg



どちらかといえば企業向けであるこうしたウェアラブルデバイスではなく、関西大学と帝人はより一般向けのウェアラブル端末としての開発を進めている。

力を加えられると電荷を発生させる繊維を用いた「圧電組紐」を使用した「モーションセンシングウェア」やチョーカー型アクセサリーなどがある。

スポーツウェアである「モーションセンシングウェア」は、ゴルフや野球、テニスなどスポーツレッスンの際に身体の動きの癖をよりわかりやすく指導するために利用される見込み。

チョーカー型ウェアラブルデバイスでは、脈や歩数を紐が感知し、発生した電荷をWi-FiやBluetoothなどの無線を使ってスマートフォン上に表示するような活用法が想定されている。

よりファッショナブルに健康を把握することができ、健康管理に関心の高い中高年ユーザーの他に、若い年齢層のユーザーも多く取り込むことができるのではないかと期待される。

 

さらに発展する着るウェアラブル


出典:http://www.nikkei.com/article/DGXMZO87502790Q5A530C1I00000/



セメダインが開発しているのは導電性の接着剤。

これを用いて衣類にヒーター回路を貼り付けることで、着る暖房器具が完成する。

「第3回 ウェアラブルEXPO」にはパーカー型の「HEATER PARKER(ヒートパーカー)」が展示された。

また、Google社は米リーバイ・ストラウス社と提携し、「スマートジーンズ」の開発を進めている。

導電性の繊維を用いて開発されたジーンズ生地は、タップしたりスクロールしたりすることができるタッチパネル機能を持っており、スマートフォンなどの入力操作が可能になっている。

この生地は、普通の布地と同じように洗濯や裁断が可能な生地なのだというから驚きである。

今後もますます増える見込みの着るウェアラブルデバイス。新たな製品が我々の生活に登場する日が待ち遠しい。
 


 

http://www.toyobo.co.jp/news/2017/release_7354.html
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1701/19/news073.html
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO87502790Q5A530C1I00000/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000017441.html



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