マノロ・ブラニクの靴のアート『THE ART OF SHOES』

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ミラノ市内でマノロ・ブラニクの靴のアート『THE ART OF SHOES(ジ・アート・オブ・シューズ)』の展覧会が1月26日より開催され、既にミラノを超え、ヨーロッパ中で話題を呼んでいる。


会場内では、マノロが手がけた212足の靴、そして80にも及ぶデザイン画を堪能することができる。

マノロ・ブラニクのファンのみならず、靴好きな女性にはたまらないアートショーになっている。

『PALAZZO MORANDO (パラツッオ・モランド)』で4月9日まで開催される予定だ。




マノロ・ブラニクが日本においても知名度を高めたのは、世界中に旋風を巻き起こした、あの人気のアメリカドラマ『SEX AND THE CITY(セックス・アンド・ザ・シティー)』の主人公の『キャリー』がマノロの大ファンで、ドラマ内で多くマノロの靴が登場したことからだ。

ドラマに対する憧れとともに、マノロ・ブラニクの靴は瞬く間に世界中の女性が“憧れる靴”のアイコン的存在となった。

特に、『SEX AND THE CITY』の映画版で、キャリーが結婚式に履いたマノロのブルーのハイヒールはマノロの代表的な靴となっている。


出展 : https://www.manoloblahnik.com
 


マノロ・ブラニクの45年のキャリア


マノロ・ブラニクは1942年にスペインのカナリア諸島のサンタ・クルス・デ・ラ・パルマに生まれる。

幼少期は家族が営むバナナ農園で過ごし、学校には通わず家で勉学に励んだ。

後に、両親の勧めもあり、1961年に法学を学ぶためにスイス、ジュネーブの大学に留学するが、専攻を国際文学へ変更し、四年後の1965年には、パリの『the École des Beaux-Arts and Stage Set Design at the Louvre Art School(エコール・デ・ブザーツ&ステージセットデザイン ルーブル・アートスクール)』へと入学し、卒業後の1969年にロンドンへと渡英する。

英国に移住後、ロンドン市内でファッションブティックでバイヤーをしながら、雑誌『L'uomo Vogue(ルゥオーモ・ヴォーグ)』でライターの仕事を始めたことで、マノロがロンドンのアートシーンにおいて重要な人物の一人になっていくきっかけとなる。

ロンドンで脚光を浴び始めた翌年の1970年に、彼はニューヨークで『US Vogue(アメリカ版 ヴォーグ)』の当時の編集長だったダイアナ・ヴリーランドと運命的な出会をする。

この時、ダイアナはマノロのデザイン画を見て、靴のデザインにのみ彼の注力を注ぐことをすすめた。





ダイアナからのこの言葉をきっかけに彼は靴のデザインへ進むことを決心する。

運命的な出会いから1年後には、『オシー・クラーク』のファッションショーでの靴を製作し、その後、ジーン・ミューアー、 サンドラ・ローズなどのロンドンで活躍するデザイナーに靴を提供し、彼のデザイナーとしてのキャリアを重ねていく。

ロンドン市内のチェルシーのオールド・チャーチ・ストリートに小さなブティックを構えたのがロンドンに移住してから約4年後のことだ。

1974年には、女優のアンジェリカ・ハストンとともに男性として『UK Vogue(イギリス版 ヴォーグ)』の初の表紙を飾ったことで、さらに脚光を浴びる。

ニューヨークのマディソン・アベニューにアメリカ一号店を1976年にオープンするとともに、1980年代には、『リファット・オズベック』, 『ジョン・ガリアーノ』,『 カルバン・クライン』,『 アイザック・ミズラヒ』,『 オスカル・デ・ラ・レンタ』などの多くの有名ブランドのデザイナー達とコラボし、数々の彼の作品を世に送りだした。





映画『マリー・アントワネット』(2006年公開)では、18世紀当時のフランスのファッションアイコンだったマリー・アントワネットの靴をマノロが手がけている。

この展示会においても、この劇中に使われたデザインの作品を閲覧することができるのも醍醐味だ。




 

『HOW TO build an empire with Manolo Blahník?』

『Couture Council Award for Artistry of Fashion(クチュール・カウンセル・アワード・フォー・アーティステリー・オブ・ファッション)』 を2015年に受賞した際、

『CNN』からのインタビューで『“How to build an empire with Manolo Blahnik?”(マノロ・ブロニクが成功をした方法は?)』と聞かれ、マノロは6つの要素を答えている。
 

1: Always look impeccable

      常に完璧なスタイルで


2: Always check everything at least twice

  いつも、全て二回以上はチェックすること


3: Remember to have fun

  楽しむことを忘れない


4: Be curious

  興味を持ち続ける


5: Keep Going

  前進あるのみ



6: Be true to your style

  自分のスタイルを貫け


今回のこの展覧会においては、デザイン画と作品を合わせて閲覧することで、何にこだわり、どのような仕上がりを求めていたのか、マノロ・ブラニクの“一足の靴への思い”に対して理解が深まるだろう。





さらに、ガラス張りのショーケースに飾られた彼の作品の数々は、まるでジュエリーケースに並ぶ宝石のようにライティングやアングルまで配慮され配置されている。





作品によっては四方八方から閲覧することができ、一足の作品に対する、彼の意図と配慮、そして靴へのこだわりや愛情を感じることができる。

マノロ・ブラニクが45年間のキャリアで築いてきた“彼の軌跡”を目にすることができる展示会だ。

マノロのハイヒールを履いてミラノの街を歩きたくなる......そんな時間がそこにある。

マノロ・ブラニクから生み出される次の作品を想像しながら。
 


  MANOLO BRAHNÍK 『THE ART OF SHOES』
・場所:PALAZZO MORNADO COSTUME MODA IMAGINE

・開催日程:2017年1月26日〜4月9日(休館日:月曜日)

・開館時間:9:00 - 13:00 / 14:00 - 17:00
 




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