【Milano FW Women / 17-18AW】Day5 ついに!注目のMarni(マルニ)がお披露目

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2月26日ミラノ・ファッションウィーク5日目には、ついに新クリエイティブ・ディレクターのフランチェスコ・リッソによる新生Marni(マルニ)がベールを脱いだ。

全140ルックにも及ぶ膨大なコレクションをエンターテイメントたっぷりに演出したDolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)、異素材やパターンのミックスによるハイブリッドなMSGMのショーも見ものであった。


Marniのルックを見た人はどんな感想を持っているだろうか?

筆者の率直な感想は、“PRADA(プラダ)色が強い”という印象が一番にある。(フランチェスコ・リッソはPRADAでデザインを手掛けていた)

とはいえ活気に満ちたイタリアの女性、特に70年代のムードが漂い、デザインは優れている。

ファーストルックを飾ったのは、バルーンのように背中が膨らんだコクーンシルエットの変形ジャケット。序盤は立体的で曲線がキーワードとなる無機質なデザインが続いた。

徐々に淡いイエローやピンク、ブールといった優しい色彩へと変化し、ウールやサテン、ジャカード、ニットなど様々な素材が登場した。

体のラインが出るタイトなシルエットのドレスやスカートが主役となり、ボリュームたっぷりのアルパカやビーバー、エコファーのコートといったブランドのルーツとなるファーアイテムも目立った。

中盤以降、色彩はさらに濃くなり、ヴィヴィッドなブルー、オレンジ、パープルがグラフィカルなプリントモチーフとして存在感を発揮した。

フラワーやボタニカル、アニマルプリントのドレスの上にはブラトップやキャミソールを重ねたり、バックスタイルに大胆なスリットを入れるなどセクシーな女性像が浮かび上がった。

終盤は、梱包用のバブルラップのように見える素材に、ミラーパーツやスパンコールの装飾を加えたドレスで締めくくられた。


丸みを強調したバッグや、ビー玉のような球体があしらわれたジュエリー類がMarniのアーティスティックな要素を強めた。

多彩なカラーパレットと素材で興味深いコレクションではあったが“変わり種”を詰め込み過ぎた印象だ。

プリント柄やスタイリングなどPRADAを彷彿とさせる要素も多かった。

しかし、フランチェスコ・リッソの意気込みが大いに感じられたという点では、今後どのようにMarniらしく研ぎ澄まされていくのか、期待を持たせてくれるコレクションであった。
 


Dolce&Gabbanaは17-18FWメンズコレクションと同様、生ライブの演出でセレブリティが多くランウェイに登場した。

キャンペーンモデルとし起用しているモデルのラッキー ブルー・スミス、ジュード・ロウの息子ラファティ・ロウやライオネル・リッチーの娘ソフィア・リッチー、インフルエンサーのエイミー・ソンなどミレニアム世代が中心となり、日本からは水曜日のカンパネラのコムアイも登場。

世代も体型も様々に、子連れの母親・父親、夫婦、兄弟、カップルなど一つのテーマは設けず多様性に富んだキャスティングである。

アニマルプリントの一部かと思いきや、小さな子犬の姿もあった。

世界中全ての人へ、という分け隔てのないブランドのコンセプトが華々しく感じられた。
 


Emilio Pucciでも才能を発揮するマッシモ・ジョルジョッティだが、自身のブランドMSGMではミックスマッチのアプローチをさらに強め、ブランドのアイデンティティがますます確立されている印象だ。

今季は90年代にアメリカで放送されていたテレビドラマシリーズ「ツイン・ピークス(原題Twin Peaks)」から着想を得たという。

同ドラマはFBI特別捜査官の主人公を軸に、架空の田舎町ツイン・ピークスで起こる殺人や麻薬事件を通して、社会問題、宗教、超常現象など幅広い題材で描かれている。

ドラマの中の複雑な人間関係のように、異なる要素の組み合わせや色柄が縦横無尽にミックスされた。

レッド、ブルー、イエローといった原色系で描かれた森や花のボタニカルモチーフは、事件が起こりそうな怪しげな雰囲気のツイン・ピークスの町そのもの。

チュールのフレアワンピースや大ぶりなフリルをあしらったドレスは決して甘くなりすぎず、ビッグサイズのスタジャンやジャージー素材のパンツと合わせてスポーティ要素を強めた。

かつてはDJだったという背景もあってか、ミックスマッチの手法は彼の右に出る者はいない、と言えるほど秀才な技が際立つコレクションであった。
 

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