【Milano FW Women / 17-18AW】Day6 妙な安心感を得たミラノコレクションはGiorgio Armani(ジョルジオ・アルマーニ)で閉幕

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2月27日ミラノ・ファッションウィーク最終日、Giorgio Armani(ジョルジオ・アルマーニ)が2017-18秋冬コレクションを発表した。

鮮やかな色彩で魅せたエレガントな佇まいは、ミラノ・ファッションウィークを美しく締めくくった。


序盤はサテン地のグレイッシュな落ち着いたトーンでシックな雰囲気。

ロングコートやロングスカート、縦のラインが強調される。さまざまな犬種の絵柄がプリントされたジャケットはやトップスも登場。

カラーは徐々にレッド系へとシフトしていく。
 
角ばったショルダーのジャケットやノーカラージャケットなど、上部はショート丈でコンパクト。
 
ボトムスにはスカートとパンツを組み合わせたようなモダンなデザインで、上質なシルクのツヤが眩しいほどだった。
 
ジャケットとダウンを組み合わせたようなハイブリッドなアウターは、巻きつけるような斜めに入れたラインがシャープなシルエットを生み出している。

ルックが進むにつれ、アメジストパープル、エメラルドグリーンといった宝石のようなジュエルカラーが混ざり合い、ドレスラインへと変わっていく。


ここでもロング丈とIラインのドレスが多く、ビジューやスパンコールがエレガントなテキスタイルの上で詩的な魅力は放っていた。

四方八方にスリットを入れ、歩くたびに表情を変える裾。フレアからタイトなフォルムまで、シルエットはさまざま。

コレクション全体では、デイウェアからイブニングまで、あらゆるシチュエーションに適応できるアイテムが揃っていた。ウェラブルをカジュアルではなくここまでエレガントに仕上げることができるのは、Giorgio Armaniの無二の技。

テキスタイルにこだわったというだけあって、上質な生地の特性を生かした、立体感や光沢感がひときわ目立っていた。それらは長い歴史で培ったテイラーリングによってカラー、シルエットとの絶妙な組み合わせで、新鮮でモダンなアイテムへと生まれ変わる。
 

今季のミラノコレクションに妙な安心感を得たのは筆者だけだろうか。

変化の波が激しさを増すファッション業界だが、イタリアはいつも変わらぬ断固とした信念を崩さない。

トレンドに乗らないという意味では大きな爆発的ヒットは少ないかもしれないが(GUCCIを除いて)、「変わらずいつもそこにいてくれる」という安心感がある。

とはいえ今季のGiorgio Armaniのように、伝統を継承しながらモダンへと昇華できる秀才な技とアイディアには圧倒されるばかり。

“継続”することがいかに難しいかは、現代のファッション業界が重々に教えてくれる。

これからも溢れ出るようにブランドは生まれ、大衆化は進むが、その分残っていけるのは本物だけだろう。

その本物を見極め、価値あるブランドに寄り添っていけるかも、おそらく本物の感覚を持った者だけ。

消費者である自分自身も、感覚を磨き続けなければ、と身が引き締まる思いだ。
 



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