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世界も注目する、日本の新星ファッションブランド5選

2016/10/30 16:13



コムデギャルソン、ヨウジヤマモト、イッセイミヤケなどの日本のブランドは、80年代から今でもずっと勢いの留まることなく、第一線で活躍している。

そしてアンダーカバー、サカイやトーガ、カラーなども飛躍し続けている。最近、パリにコレクション拠点を置いたアンリアレイジは、コレクションに毎シーズンリアルタイムで動画配信されるなど注目度が高い。

そんなこれから海外で飛躍しそうな、また海外を拠点にすでに活動している、日本の新星ブランドを紹介する。
 

1. Kenta Matsushige

出典:http://www.fashionsnap.com/collection/kenta-matsushige/2017ss/gallery/index19.php


現在28歳、すでにパリ在住の松重健太によるKenta Matsushige。

立体裁断でつくられた美しいフォルムやシルエット。あえて色味のない生地を使用し、シルエットにインパクトを与えたような服。シンプルなのに、印象を与えるこのブランドの服は、技術の高さをうかがえる。
パリ在住だからこそ、その場所からでしか見えてこない日本の魅力を服に投影し、これからも美しい服を追究していってほしい。
 

ー松重健太ー

エスモード大阪校在籍時に神戸ファッションコンテストを受賞し、パリのオートクチュール協会が経営するサンディカ・パリクチュール校へ。ジバンシィ、ディオール、ニコラ アンドレア タラリスなど名だたるメゾンでインターンを経験後、フリーのデザイナーとして活動していた2014年にイエール国際モード&写真フェスティバルでグランプリを受賞。その後、自身のブランド、Kenta Matsushigeを立ち上げ、シャネル(CHANEL)傘下のオートクチュール工房協力のもと、15SSコレクションで華々しいデューを飾った。出典:弱冠27歳の超新星。パリを拠点に世界へ挑む若手デザイナー松重健太 http://www.fashion-headline.com


 

2. ATSUSHI NAKASHIMA

出典:ATSUSHI NAKASHIMA 2017SS http://www.fashionsnap.com


2010年にスタートさせた中島篤によるATSUSHI NAKASHIMA。

2015年に『DHL Exported』という、DHLとIMG Fashionがファッションデザイナーの海外新規市場進出を支援するプロジェクトに、日本人として初受賞し、16-17AWでミラノコレクションデビューを果たした。ミラノでのショーを2度目となった2017SSコレクションでは、サプライズに溢れた演出で大きな喝采を浴びた。

モダンの中に大胆さも兼ね備えていて、日本の繊細さも表現されているのが特徴的である。
2017SSコレクションでは、ジャパニーズカルチャーを提案するようなデザインが多く見られた。そして、異なる衣服同士をドッキングしたような、新しい形の服がたくさん誕生していた。ミラノを拠点にこれからもミックスカルチャーの新たな服を生み出してほしい。

ー中島篤ー

名古屋ファッション専門学校を卒業後、2年半間縫製工場で働き、服作りの基礎を学ぶ。
2003年、第20回オンワードファッション大賞に出品し、グランプリを受賞。
その際、審査員であったジャンポール・ゴルチエに声をかけられてフランスに渡る。
2004年、ジャンポールゴルチェのアシスタントデザイナーに就任。2009年セカンドライン(カジュアル)メンズ・レディースの責任者になる。
2010年、ジャンポールゴルチェに籍を置きながら自身のブランド「PLOR(プロール)」をスタートさせる。翌2011年、プロールから、自身の名前を冠した「ATSUSHI NAKASHIMA」にブランドを変更する。
2012年、Mercedes-Benz Fashion Week TOKYOでコレクションを初のランウェイ形式で発表。
出典:https://www.fashion-press.net


 

3. Motohiro Tanji


出典:Motohiro Tanji 2017SS https://www.fashion-press.net


2013SSシーズンにスタートした丹治基浩による日本のニットウェアブランド。

今までにないニットの在り方を生み出したかのような、印象的なシルエットやデザインは忘れられないものである。どうやって編んでいるのだろう?と不思議に思わせるニットは初めてだ。去年はパリで行われた、海外進出を目指す中小・新進のファッションブランドを支援する「tokyoeye(トーキョーアイ)2016」プロジェクトに参加するなど、これから海外への注目が集まりそうである。

ー丹治基浩ー

独自のテクスチャーにこだわり、手編み、自動機、家庭機を使い、ニットだけでトータルコーディネートできるようウェアから小物までをトータルで提案。イギリスのノッティンガムトレント大学MAニットウェアデザイン科を首席で卒業。卒業後、様々なメゾンにニットテキスタイルを提供するエイコーン コンセプチュアル テキスタイル(Acorn Conceptual Textiles)に勤務。2013年、Tokyo新人デザイナーファッション大賞 プロ部門に選出される。
出典:https://www.fashion-press.net


 

4. KICS DOCUMENT.


出典:KICS DOCUMENT. 2016-17AW https://www.fashion-press.net


2012年にスタートさせた武石佳南子によるKICS DOCUMENT.。

このブランドの服は、職人達の手によって一枚一枚丁寧に縫われている。
例えばシャツ。ブランドの特徴である「セットイン縫製(袖を後付けする縫製)や「3mm幅の脇本縫い」「フラシ芯での縫製」などが全て出来る工場は国内でも数えるほどしかないらしい。そんな貴重な日本の職人技術の細やかさや素晴らしさを、これからより海外にアピールしてほしいと期待したい。

ー武石佳南子ー

日本大学芸術学部工業デザイン学科を卒業後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)にてファッションビジネスとメンズテーラードを学ぶ。某大手イタリアブランドのNY支社プレスアシスタントとしてインターン活動、スタイリストアシスタント等を経て帰国。企業でメンズウェアデザイナー、ディレクターとして経験を積んだのち独立。祖父が靴職人であったこともあり、「日本の職人技術を駆使したAll Made in JAPANのプロダクト。生地、パターン、縫製、加工、全てに物語が宿っています。肩肘張らずに、本当に良い服を着てほしい。その着心地の良さから、日本の職人技を感じてほしい。KICS DOCUMENT.の洋服から、ふとそんな気持ちが伝わる事を願って。」をコンセプトとしてブランドを運営。人間工学を取り入れた立体パターンと、素材から縫製・加工までAll Made in Japanにこだわったもの作りが特徴である。出典:http://giraffe63.blog134.fc2.com、https://www.fashion-press.net


 

5. Metaphor…

出典:http://www.fashionsnap.com/collection/metaphor/2016ss/gallery/index2.php

昨年2015年にデビューしたばかりの深津研人によるMetaphor…。

2012年にエスモードを卒業。現役生時代にセレクトショップCANDYでのエキシビション開催や、学生初のレディー・ガガに2度衣装提供など、ブランド設立前から注目を集めていた。卒業後はMIKIO SAKABEで手伝うなど芸能の衣装製作にも携わっていた。今年Fashionsnap.comで2016年 注目される若手ブランドベスト9に選出。

まだブランドとしては3シーズン目を迎え、これからという時期ではあるだろうけれど、そんなことを思わせないくらい、今までにない感じの違和感のあるシルエットやビックスタイルデザインは、もうすでにこのブランドの軸となっている。

今季は八欧産業のリフレクタークリエーティブプロジェクト「リライト(RE:LIGHT)」とコラボし、光によってデザインが変化するリフレクターTシャツを発表するなど、新たなチャレンジに注目。これから期待の若手デザイナーとして、海外のショップなどからも目を向けられそうである。

ー深津 研人ー

平成24年3月 ESMODO卒業。現役生時代にセレクトショップでエキシビジョンや学生初LADY GAGAに2回衣装提供。卒業後MIKIO SAKABEで手伝い。芸能の衣装製作に携わり、Metaphor...設立。fashionsnap.comで2016活躍が期待される若手ブランドベスト9に選出。
出典:http://visitforjournal.blogspot.jp/2016/04/metaphor16fw.html