ミラノのファッショニスタが集う「EAST MARKET」

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イタリアの“マーケット”の存在価値



イタリアにおけるマーケット(市場)の歴史は1600年後半に始まったといわれている。

公園や広場などの屋外の常設された場所で日用品を販売し、地元の人々の日々の生活に密着した存在であった。

18世紀〜19世紀にかけてマーケットが盛んになったことで、町の繁華街と変貌をとげていく。

300年以上も前から存在したマーケットは時代の変化とともに変わりはしたものの、イタリアでは現在も地域に密着した形でマーケットは開催されている。

特に、週末のマーケットではセカンドハンズの商品が並ぶ、いわゆるフリーマッケットに多くの人が足を運ぶ。

 



EAST MARKET(イーストマーケット)は月に一度開催されるフリーマーケットだ。

イースト・マーケットは『ロンドン東部のマーケット』をコンセプトにしており、フリーマーケットでの買い物と多彩なフードスタンドでの食事を楽しむことができる。

以前に工場だった6000㎡の敷地に、イタリア各地から集う約250ものテナントがイタリア各地から出店し、ミラノのファッショニスタも多く足を運ぶことでも有名なミラノのマーケットの一つだ。




  

ザ・ブランド・ファイナンス グローバル500から読み取るカスタマーニーズ

 

2017年2月1日にブランドコンサルティング会社、ブランドファイナンス(本社:英国/ロンドン)は年に一度、「世界で最も有力なブランドランキング」として、2017年版の『ザ・ブランド・ファイナンス グローバル500』を発表した。

ファッション関連会社においては、ハイブランドのルイ・ヴィトン、グッチ、プラダ、バーバリーなどは毎年この500社に名を連ねている。

2017年の報告書によると、このハイブランドの各社は前年に比べるとグッチ以外の3社はランキングを大幅に落としているのが現状だ。

大幅にランキングを落としたのはプラダで446位(前年:307位)続いてバーバリー409位(前年:334位)、ルイ・ヴィトンは273位(前年:224位)。

この三社は2016年10月-12月期にスタイル数を減らして販売したことも報告されている。

グッチの業績回復は2015年にマルコ・ピッザーリがCEOに着任し、アレッサンドロ・ミケーレをクリエイティブディレクターに抜擢するなど、2年弱でグッチの業績を回復させたことも功を奏し、219位(前年:261位)とランキングを上げて、存在感をあらわにしたものの、さらにこの “有力なブランド“として、歴史的背景を持つハイブランドの各社の上位にランキングしているのが、ファストファッションブランドのH&M(77位/前年74位)、ZARA(119位/148位)そしてUNIQULO(181位/216位)と報告された。

 

フリーマーケットにおけるハイブランド商品の需要と供給


 
ハイブランドのブランドとしての影響力は下がったことが報告されたが、多くのテナントはハイブランドの靴やバックを目玉商品として店頭に並ぶのは、顧客ニーズがあるためだ。

ハイブランドの靴は一般販売価格が€500〜€1000の商品が、€50〜€150の価格で販売されている。

運がよければ、前々シーズンのモデルをみつけることができるのも醍醐味だ。

 
 

 

自分の個性を活かすためのファッションを求めて



来場者や出展品は、どこかユニークで個性的な人々が目立つ。

街中で見かける流行を追ったファッションを探しているのではなく、来場者は自分の価値観に合うオシャレを楽しむ商品を探しているようだ。

セカンドハンズの味わいがある、ダメージの効いた皮製品やジーンズ。

70年〜80年代のコートやワンピース。





テナントに並ぶ商品はユニークなものが多く、出店品は街中で見かけるトレンドの商品とは異なった商品ばかりだ。

さらに個人でデザインをしたアクセサリーなどの出店も多いことからも、このフリーマーケットで自分にとっての“オシャレな”商品を求める顧客ニーズに対応する商品が出品されているということが伺える。





インターネットの普及により、情報多可な時代背景の昨今、ファッションのトレンドは以前に比べて目紛しく変化する。

ファストファッションの醍醐味は安価な価格帯ということだけではなく、新作商品の供給回転が速いことで顧客ニーズに瞬時に対応していることだ。

世界的に生活水準の二極化が騒がれている今日、ハイブランドのニーズ、そしてファストファッションへの顧客需要も同様に二極化しているとも考えられる。

そんな中、フリーマッケットの存在は、街に多く溢れるトレンドを重視したファッションを供給することではなく、“自分”という個性を引き出すファッションをするためには必要な場所であることは間違いない。

ファッションはハイブランドでも、ファストファッションのものでも、セカンドハンズのものだとしても、その服をその時代の流れに沿って”流行”として身につけることが重要なのではなく、いかにその時、その場所を考慮し、自分らしくファッションを楽しむことが「流行=ファッション」を楽しむことなのだろう。

 

Fashion is not something that exists in dresses only.Fashion is in the sky, in the street, fashion has to do with ideas, the way we live, what is happening.A fashion that does not reach the streets is not fashionable.Fashion fades, only style remains the same.Fashion is made to go out of fashion.Fashion always reflects the times in which he lives, even if, when the time is trivial, prefer to forget.

- Coco Chanel -
 

流行はドレスにだけ存在するわけではないの。流行は空や街中にも存在し、アイディアが反映されるもので、そこで起こっている生き方そのものなのよ。街で見かけるものがファッショナブルということではないの。流行は色あせていくけれど、スタイルは変わらないまま残り続けるものよ。流行はファッションという殻を破るために作られているわ。流行が存在したその時を写し出しているの、たとえそのことが日常の中で忘れ去られることになってもね。

- ココ・シャネル -

 


  EAST MARKET

・住所:Via Privata Giovanni Ventura 14, Milan 
・次回日程:2017年3月19日(日曜日)
・営業時間:10:00 - 21:00
・HP : https://www.eastmarketmilano.com
 



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