【Paris FW Women / 17-18AW】Day7&8 パリコレ閉幕!終盤はメゾンブランドのショーが目白押し

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パリ・ファッションウィークもとうとう終盤へと差し掛かり、大物メゾンブランドのショーが目白押し!

3月6日はStella McCartney(ステラ・マッカートニー)Sacai(サカイ)、最終日の3月7日はChanel(シャネル)Miu Miu(ミュウ・ミュウ)Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)がコレクションを発表した。
 


マスキュリンな世界観の中でフェミニティを表現したStella McCartney。クラシカルでありながらリラックスした軽やかな洋服たちは今季、英国トラディショナルや乗馬のエッセンスと融合した。

ファーストルックに登場したのは格子縞のテイラードジャケット。ショルダーからアームにかけては角ばって、ウエストはしっかりシェイプされている。

構築的なシルエットは男性性を想起させるが、ジャケットをドレスのように着用し、ボディラインを出すことで女性的な要素も秘めている。

18世紀の英国人画家ジョージ・スタッブスの作品からインスパイアされたという、青空と白馬をプリントしたドレスやシャルは、絵画のような一着。

終盤はレースやオーガンザーにビーズと刺繍でボタニカルモチーフを施したルックが登場した。

それまでのルックに見られた男性的な力強さのあるフェミニティとは反して、女性の繊細で無垢な部分を象徴しているようであった。

フィナーレでは、モデルが手拍子をしながらジョージ・マイケルの”Faith”を踊り、ハッピームードでショーを締めくくった。
 


2つ以上のガーメントやスタイル、アイディアを組み合わせることによって生まれるSacai特有のシルエット。今季も、デザイナー阿部千登勢によるハイブリッドなアイディアは、私たちを驚かせ魅了した。

本来であればタイトなラインのロングコートやPコートは、バックスタイルに左右を切り裂くようにジッパーを配し、ポンチョやダウンコートのような重量感を与えた。

ウールコートはダウンと融合して、都会的でありながらもスポーティな要素も強調した。ジッパーの開閉によって穴を開けたり、広がりを持たせたり、シルエットは自由に変化する仕組みだ。

ゆるいラインのワイドパンツやプリーツドレス、アウターのエンブレムや長いリボンが垂れ下がり、歩く度に揺れ動くさまが、軽やかな余韻を残していった。
 


ため息が出るほど豪華な演出を見せるChanelは今季、会場のグランパレに全長約43mのロケットを用意した。

どうやらカール・ラガーフェルドはついに宇宙への旅を実行に移すようだ。旅のおともには、シグネチャーでもあるツイードを用いたスーツセットアップやドレス。

伝統的でクラシックなアイテムは、ルレックス繊維でラメ感ある輝きを持たせ、シューズやアクセサリーにはメタリックを引用した。ロケット型バッグや、玉虫色に輝く土星型バッグなどアクセントの効いたアイテムも目を引く。

96にも及ぶルックは、細部どこを見てもChanel一色であるにも関わらず、全体像は見た事のないフューチャリスティックな仕上がりだ。

ド派手なショーだけでなく、中身のしっかり詰まった、ブランドのDNAを現在に、未来へと受け継ぐカールの人並外れた才能は、見事の一言に尽きる。


Miu Miu(ミュウ・ミュウ)のコレクションの要となるのはボリュームたっぷりのカラフルなフェイクファー。

ミウッチャ・プラダは現代における”狂気的なグラマラス”を表現したという。それは現代に多くの女性が直面している、予測不可能な未来や「ガラスの天井」がバックグラウンドにある。

ファーストルックを飾ったのはフェイクファーコートにフェイクファーの帽子。とにかくフワフワの愛らしいルックは実は、ミリタリーコートのスタイルを引用している。派手なカラーとフェイク感で、意図的に下等な印象を与える。

そこに、サイケデリックなプリントを施したチュニック、フレアスカート、ランジェリー、けばけばしい程のジュエリーなど、悪趣味にも見える独特のバランスが今のMiu Miuらしさだ。「悪趣味」が最高の褒め言葉として投げかけることができるのは、おそらくMiu Miuだけだろう。

今季は特に、女性が女性であることを存分に楽しむかのようなコレクションであった。ファッション業界においてはミウッチャ・プラダが、最も賢明にフェミニストを提唱するリーダーであることは間違いない。
 


Louis Vuittonは今季のショー会場に、ルーブル美術館内マルリーの中庭を選んだ。

文化、伝統、アート、服、国籍。あらゆる境界線の概念を融合させ、多文化主義を象徴するコレクションに仕上げた。

リュクスではあるが日常のワードローブとして活きる、ニコラ・ジェスキエールのLouis Vuitton。今季は特に、スポーティや都会的なアイテムの中に、民族的なエッセンスを加味した。

大判のストールやケープ、狩人が着用するようなファーのアウターなどはスラブ民族の文化から着想を得たという。

テクニカル素材を合体させたジャケットや、ウールとレザー、シルクとレース、ファーに至ってはリアルとフェイクをミックスさせるなど、ルールは皆無。

互いに引き立て合いながら、都市と地方、マスキュリンとフェミニティ、異文化が融合した。

しかし、最も均一なバランスで調和を見せたのは、メゾンの伝統とニコラの新鮮なアイディアだ。
 

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