KOSAKU KANECHIKAにて佐藤允「求愛 / Q1」が開催中

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東品川に所在する画廊KOSAKU KANECHIKAにて、佐藤允展「求愛 / Q1」が開催されている。

本展のタイトル「Q1」には複数の意味が含まれている。「求愛」としての「Q1」、そして「問1」 としての「Q1」。

今年の3⽉11⽇、6年前に震災があった同時刻に、2匹の⾍が恐れながら互いに近づきあおうとしている場⾯を描いた作品が偶然完成。

「求愛」はその作品によって佐藤の頭に浮かん だ⾔葉で、現在の彼の表現活動において重要なキーワードだと感じたと⾔う。

⼈が誰かと完全に繋がり、⼀緒になるということは、⼈である以上不可能なことかもしれない。だからこそ儚く、美しいもの。絵画だけではなく、⽂学など様々な芸術において古くから続くこのテーマや 理想を佐藤は追い続け、描いている。



過剰、そしてオブセッショナルともいえるような、緻密な鉛筆の線描写。

永遠に増殖し続けるかのように思える佐藤允のイメージは、描くことによって自らの存在、世界を捉えようとする作家の切実な試みを映し出している。

他人を理解することとはどういうことか、他人と心を繋がずに生きることはできるのか。これらの問いに突き動かされながら佐藤が描く、恋愛や性、生命、希望の溢れんばかりのエネルギー、そしてその一方にある不穏で深い闇、孤独、危うさ、恐れ。

それらが調和し、あるいは不協和音を奏でながら、画面を埋めていく。

佐藤は作品制作にかける想いについて「絵に⾃分⾃⾝を写すことで、私を理解してくれる誰かを探している。 他⼈と⼼繋がず⽣きるのはとても苦しい。 私は絵になって、⼈に触れたい。」と述べている。

本展ではドローイングやコラージュに加え、近年取り組んでいるペインティングも展示中。


 

佐藤允(さとう あたる)
1986 年千葉県⽣まれ、現在は東京を拠点に制作しています。2009 年に京都造形⼤学芸術学部情報デザイ ン学科先端アートコースを卒業。2007 年にニューヨークのメアー・ギャラリーで、2011 年と 2015 年にギ ャラリー⼩柳で個展を開催。主なグループ展に「第 8 回光州ビエンナーレ」(2010)、「ヨコハマトリエンナ ーレ 2011: OUR MAGIC HOUR−世界はどこまで知ることができるか?−」(2011)、「Inside」(パレ・ド・ トーキョー、2014)などがあります。作品は⾼橋コレクション、ルイ・ヴィトン・マルティエにパブリッ クコレクションとして収蔵されています。



    佐藤允「求愛 / Q1」
会場:     KOSAKU KANECHIKA
        東京都品川区東品川1-33-10
        TERRADA Art Complex 5F
TEL:     03–6712–3346
展覧会会期:  2017年5月20日(土) – 6月24日(土)
開廊時間:   11:00 – 18:00(金のみ11:00 – 20:00)
        日・月・祝は休廊


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