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​​​​​​​【新進デザイナー#1】地元から国へ、そして世界へ。スニーカーブランド「Veja」のゴール 後編

2017/06/27 14:00

独自のコンセプトを武器に荒波のファッション業界に挑む、注目株のデザイナーのリアルな声をきいた新連載企画【新進デザイナー】。

第一回目はパリを拠点に活動するスニーカーブランドVejaの創業者。

今では当たり前のように耳にする”サステイナブル”というキーワードを最初にファッションへと引用した、先駆者だと言われている。

Vejaの理念と美学、そして彼らのゴールとは。

前編:ファッション業界の“サステイナブル”先駆者、スニーカーブランド「Veja」 前編


 

広告宣伝一切なし。マーケットを読み解く鋭い審美眼


24歳でVejaを立ち上げてから13年の間、広告は一切打たずやってきましたが、口コミで知ってくれる人が増えていき、エコフレンドリーやサステイナブルというコンセプトに賛同してくれる人もいれば、単純にデザインを気に入ってくれて手にとってくれる人もいます。
 
コンセプトを全面に押し出しているわけじゃないからVejaに惹かれる理由が何であれ嬉しですね。
 
今は消費者は、安価で質の低いアイテムにはすでに飽き始めていると思うんです。
 
ブランドの理念やその向こう側にある背景も含めて良質なものを求めているし、マーケット自体も変わりつつあります。
 
僕らがVejaを立ち上げた13年前とでは、インターネットの発展を見ただけでも変化は明らかです。
 
ダッカ近郊で起きたビル崩壊事故(通称:ラナプラザ崩壊事故)が大きなきっかけにもなり、大手衣料品業者が劣悪な労働環境や安価な労働力に依存して利益を上げている状況が浮き彫りとなって、それまで当たり前に存在していた社会の亀裂に多くの人が気付き始めていると思います。
 


 
Vejaが歩む長い旅の行く末

 
7年前にオープンした『Centre Commercial』では、同じゴールを掲げているような、エコフレンドリーでデザインの良いメーカーのアイテムだけを取り扱っています。
 
今置いているのはPatagonia、Norse Project、Gkeroなど欧米のブランドを60ブランドほど。
 
良質で長く使える、お金をかける価値ある物を求める人に向けたショップとなっています。
 
過去にはブラジルのストリートアーティストのDerlon(デロン)や、フランスのメンズブランドBLUE DE PANAME(ブルー・ドゥ・パナム)とのコラボレーションを発表し、ショップでイベントを開催したこともあります。


Centre Commercialで行われたVeja × BLUE DE PANAMEのイベント

 
ただのショップとしてだけではなくここで人々が出会い新たなものが生まれていく、そんなムーブメントの引き金となる場所を目指しています。
 
地元に根付き、まずは僕らの周囲の意識を変えていく。そして国へ、世界へと繋げていくこと。

この目標は長い旅のようなものです。
 
これまで歩んできた道のりに満足しているし、自信にもなっていますが、まだ旅の30%しか達成していません。

始まったばかりです。
 
少しずつ一歩ずつ、しっかりとした基盤を築いて、これからも仲間とともに旅を続けていこうと思うます。