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クチュール界の建築家 クリストバル・バレンシアガ

2017/06/28 14:00


 

常に時代の先を行くファッションデザイナー クリストバル・バレンシアガ



ヴォーグなどでも活躍したイギリスの写真家セシル・ビートンは、ファッションデザイナー、クリストバル・バレンシアガについて「モードの未来を創った」と言葉を残した。

今回、1950年、60年代を中心とした作品が一堂に展示されたクリストバル・バレンシアガ展覧会がロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館にて開催中だ。





謎に満ちた孤高のデザイナー

 

1895年スペイン、ゲタリアで生まれたクリストバル・バレンシアガ。母親から仕立てとドレスメイクを習い、独学で裁断と縫製を学ぶ。パリのスーツをリメイクした服で才能を認められ、マドリードの仕立て屋で修業。

1918年、スペインのサン・セバスチャンに最初のオートクチュールハウスをオープンした。

他の有名ブランドのデザイナーたちと比べ、彼自身の情報が少ないバレンシアガ、あらゆる宣伝広告を避け、表舞台にでることを嫌い、クチュール組合にも属さず我が道を進んでいた。

しかし、バレンシアガは当時から現在に至るまで多くのデザイナーに影響を与え、有名なココ・シャネルやクリスチャン・ディオールからも一目置かれるような人物でもあった。

バレンシアガから影響を受けた多くの著名人たちの言葉が作品と共に多く展示されていた。









 

X線で見る高度な技術


本展では、バレンシアガの作品の裸眼では見えないほど細かい卓越した技術をX線アーティストのニック・ビージーによって作成されたX線画像、映像を作品と共に確認することが出来る。






 


過去そして現代


上のフロアではバレンシアガに影響を受けた現代、活躍しているデザイナーたちのコレクションピース、そしてインタヴュー映像が展示され、どれほどバレンシアガが多くのデザイナーに影響を与えているか伺える。

現在、バレンシアガのクリエイティブ ディレクターを務めているデムナ・ヴァザリアもバレンシアガについて「”I used his way of looking at 360 degrees(私も彼のように360度視野に入れています)”」と言葉を残した。

 

デムナについて本展のキュレーターを務めるデイビーズ=ストロッダーは ”「彼らは、ファッションの仕組みとメディアに関して似た考えを持っているように思います。また、既成概念に挑戦することを恐れません。さらに、身体に対しても似たアプローチを取ります。デムナは身体に対して360度の角度でアプローチします。彼には、バレンシアガの作品と同等のレベルで裁断や縫製ができる技術的な自信があるのです」”と述べている。(https://www.vogue.co.jp/lifestyle/culture/2017-06-02)









ファッションデザイナーのレジェンド的存在、バレンシアガの創った時代の先をいくデザイン、高度なデティールを直に観れるチャンス。

そしてバレンシアガの意思を次いだデムナの創る、今後の新たなバレンシアガも注目していきたい。
 

Balenciaga: Shaping Fashion
会期/〜2018年2月18日(日)
会場/ヴィクトリア&アルバート博物館
Cromwell Road, London, SW7 2RL
https://www.vam.ac.uk/exhibitions/balenciaga-shaping-fashion