プラダがECとWeb広告を強化、デジタル戦略に成長回復を賭ける。

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ここ数ヶ月間の売り上げが減益しつつあるプラダ(Prada)は成長回復のためにデジタル産業へ社運を賭けている。

9月8日、The Luxury LabelはPradaの上半期の決算が香港証券取引所の13.9%の株価暴落によって嘆かわしい結果となったと発表した。

パトリツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)=プラダ最高責任者は、同社はまだ再建築の真っ只中であるが、この長期的な成長見通しはとりわけブランドのデジタル産業立て直しのおかげであると自信をもって述べる。

長い間、Web産業に積極的に取り組んできたGucci(グッチ)やLouis Vitton(ルイ・ヴィトン)等競合他社から失った地盤を取り戻すために、Prada Croup(プラダ グループ)は2017年3月、イタリア大手メディアグループ、Mediaset出身のキアラ・トザート(Chiara Tosato)を全ファッションブランドのデジタル部門代表として起用した。

決算発表のプレゼンテーションでは、同社総支配人とデジタルディレクターがグループの新たなデジタル戦略として、ECとウェブサイトの拡大、店舗販売と統合したシームレスなオンラインショッピング体験の向上、より熱心で鋭利なウェブ広告の3つの方向性に集中することを概説した。

すでにPradaのE-storeはヨーロッパとアメリカでは運営されている。今年度末には同社ECサイトを中国、韓国、日本、ロシア、オーストラリアに展開し、2018年末までには中東、南米の国々にまで広げる予定だ。

グループは2018年度末までには全売上の約5%がオンラインによるものになると見込んでいる。

特にPradaは、「より現地に根差した、フェイスブック等ソーシャルメディアに直接的につながる顧客にフレンドリーなウェブサイト」を試みている。

今年度末にはPrada、Miu Miu(ミュウミュウ)の全ての既製服がオンラインで購入可能となる。

新しいウェブサイトは10カ国語から選択ができ、その全ての国に特化したものとなる。


プラダの日本語版webサイト


また、すでに取引のあるNet-a-Porter(ネッタポルテ), MatchesFashion(マッチズファッション)などといったファッションECとのパートナーシップ数を増やしていくことに努めている。

「私達の新しくデザインされたECの完全に統一されたショッピング環境の中で、我々と顧客の間の全ての繋がりを開拓するためにショッピングの新たな方法を導入する」とキアラ・トザートは述べる。

Pradaは様々なサービスルートを通して、自社の商品を購入するための4つの方法を顧客に提供している。1つ目はオンラインで購入して店舗で商品が受け取れる方法、2つ目は店舗にてパーソナルショッパーを介してオンラインで商品を購入する方法、3つ目は店舗で商品を試してPradaのオンラインアカウントで後々購入する方法、4つ目は店舗で商品を試してからオンラインアカウントで購入し自宅配送する方法だ。

4つ目の方法では、今年度末までにオーダーから同日中の配送サービスを主要都市にて実地するとキアラ・トザートは述べる。

広告においては決定的に「360度全方位に向けて努力しなくてはいけない」。Pradaはオンライン広告費用を増加し、現存する180万人のインスタグラムフォロワーと”世界で最も認識できる”商品レンジを最大限活用する見通しだ。

キアラ・トザートは、ソーシャルメディアと伝統的なメディアを包括的に生かして商品を強調し、顧客との繋がりによるコミュニケーションを徐々にターゲッティングしながら自社のエディトリアル・コンテンツをより強化していく予定である。

 

http://us.fashionnetwork.com/news/Prada-bets-on-e-tail-and-web-advertising-to-get-back-on-growth-track,867101.html#.Wbkos0ryjHp