マリメッコの新たな世界に出会える展覧会 『マリメッコ展』

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世界中から世代を超えて愛されている「マリメッコ」。

ライフデザインブランドとして、日々の暮らしにパっと明かりを照らしてくれるデザインを発信し続けている。そんなマリメッコの歴史と全貌にせまる、国内初の大規模な巡回展を開催している『マリメッコ展』のみどころを紹介する。

マリメッコ」とは?


出典:http://www.marimekko.jp/the-brand/marimekko-story

1951年、フィンランドの都市・ヘルシンキで創業されたデザインハウス。テキスタイルデサインを学んだ後に、広告代理店で経験を積んだ創業者アルミ・ラティアと才能に溢れるデザイナーたちが集まり、優れたデザインと巧みなPR 戦略で60年代には世界的なブランドへと成長。大胆・カラフル・抽象的なテキスタイルと、それを使ったアパレル、インテリア、雑貨などが世界中で人気を集めている。

出典 http://cocomag.net/62644/

ファブリックを通して歴史をたどる


出典:http://marimekko-exhibition.jp/goods/

マリメッコで最も有名である上記のファブリック<ウニッコ>(ケシの花)。日本でも特にこの柄のバックを持ち歩いている人はよく見かける。実は<ウニッコ>が発案されたのは、今から約50年前の1967年である。

50年の月日が経った今でも、新鮮に感じるデザイン性に驚かされる。最初のセクションでは、そんな人気の高い<ウニッコ>以外にも、たくさんの魅力溢れるファブリックとともに歴史をたどる空間となっている。

デザイナーを通してマリメッコの歩みをたどる


出典:https://matome.naver.jp/odai/2146720839131188201

実はマリメッコでは日本人デザイナーが活躍していたことを知っている人は少ないのではないだろうか。そんな日本人デザイナーとして活躍されていた、『脇坂克二さん』と『石本藤雄さん』の当時デザインされた作品が数多く展示されている。

また、マリメッコを支えてきたデザイナーの貴重な自筆のスケッチや資料も展示され、マリメッコの歩みが垣間見える。自分の身に着けている、あるいは持っているマリメッコの洋服や雑貨のファブリックを、どのような人がデザインしたのかを発見できるセクションとなっている。

製品化までのデザインプロセスをたどる


出典:http://www.marimekko.jp/the-brand/designers/maija-isola

マリメッコの商品はプリント・ファブリックが中心とされており、図案のほとんどは、ファブリックのために制作されている。そのため、洋服や日用品などに落とし込むときは、カラーバリエーションを増やしたり、モチーフの大きさを変えたり、柄のリピート数を変えたりするそうだ。

それぞれのデザイナーのデザインの特徴がみられるセクションとなっている。洋服に関しては、ファブリックの柄の配置などをよく見ると、ファブリックを裁断する際のカッティングの細やかさがよくうかがえる

展覧会の中では、ただファブリックや洋服や雑貨を見て、「可愛い」という言葉が飛び交うだけでなく、「見方が変わるね」という声もよく耳にした。マリメッコの歴史、貴重な洋服や資料など、今までに見たこともない、聞いたこともない背景を知ることで、新たなマリメッコの見方に出会える、そんな素敵な展覧会となっている。訪れた西宮市大谷記念美術館では、来客数が3万人を突破するなどの大盛況をおさめている。兵庫会場は今月27日まで。お近くの関西在住の方は是非足を運んでみてください。そして、マリメッコ展の全貌を収録した図録には、伝説のデザイナーのインタビューや、キュレーターのマリメッコに関するエッセイなども収録されており、大変おすすめである。是非、観覧後には手にとってみてください。マリメッコファンはもちろんのこと、マリメッコを知らない人にも、充分に楽しめる空間となっている。マリメッコの新たなに世界にきっと出会える展覧会である。

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【開催概要】
◆兵庫会場
会期:2016年10月8日(土) ― 2016年11月27日(日)
会場:西宮市大谷記念美術館
   〒662-0952 兵庫県西宮市中浜町4-38
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで) 
休館日:水曜日(ただし、祝日の場合は開館し翌日休館)
※11月23日(水・祝)は開館、11月24日(木)休館

◆東京会場
会期:2016年12月17日(土) ― 2017年2月12日(日)※1/1(日)のみ休館
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
   〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
開館時間:10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)※12/31(土)を除く

『マリメッコ展』特設サイト
http://marimekko-exhibition.jp/index.html

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FUKROO 編集部

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