ナイキがリサイクル素材「フライレザー」を開発 持続可能な製品づくりに取り組む

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ナイキは2017年9月18日、皮革の切れ端を再利用した新素材「Flyleather(フライレザー)」を使用したテニスシューズを発表した。

温室効果ガスの削減を目指し、企業の持続可能化計画に取り組むナイキは、1990年台には古いスニーカーのゴム底をリサイクルするキャーンペーンに取り組んだが、今回は製革所で廃棄された皮革の切れ端を集め、新素材に生まれ変わらせる。

ナイキの最高サステイナビリティ責任者であるHannah Jones(ハナ・ジョーンズ)は、”アスリートにとって地球は最大の競技場である。だから、地球を守りながら画期的な製品を創り出すことが我々の使命だ。”と語った。

伝統的な革製造のプロセスでは、最大で30%の牛革が捨てられることになるが、新素材のフライレザーは皮革製造における廃棄物を大幅に削減する。

皮革の切れ端と合成繊維を溶解して作られるフライレザーは、人工皮革と同様に染めたり切断したりすることもできる。

しかし、フライレザーの50%は本革から作られている点で人工皮革とは異なり、古いバスケットボールシューズを連想させるような、本皮に近い手触りやフィット感を実現している。

ナイキのフットウェア・イノベーション部代表のTony Bignell(トニー・ビッグネル)は、”従来のレザーとは異なり、フライレザーでは一貫した品質を保ちながら幅広い製品を製造することができる。”と述べている。

持続可能性の観点から見ると、フライレザーの製造過程で使用される水の量は伝統的な皮革より80〜90%も少なく、排出される温室効果ガスは半分にまで削減される。

環境面だけにとどまらず、フライレザーはパフォーマンス性にも優れている。本革より40%軽く、摩耗試験では本皮の5倍の耐久性が認められた。

ナイキは、さまざまなスポーツカテゴリのアパレルやアクセサリーにフライレザーを使用する予定だという。

記念すべき最初のフライレザー製品は、9月18日発売の「Nike Flyleather Tennis Classic」と呼ばれる白いテニスシューズである。

現在、ニューヨークのソーホーストア、21 Mercer等で販売されている。

ナイキは、テニスシューズに加え、Air Force 1、Air Max 90、Cortez、Jordan 1のフライレザーエディションをClimate Week NYCで展示する。


 



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