【リポート】第1回「Organic Lifestyle EXPO」in 東京国際フォーラム~エシカルファッションの多様性~

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11月18日(金)、19日(土)に第1回オーガニックライフスタイルEXPOが東京国際フォーラムで行われた。「国内のオーガニックを基本としたライフスタイルビジネスの健全な発展と更なる啓蒙普及」を目的としたイベントだ。

会場には日本のみならず、世界から集められたオーガニックやフェアトレードの食品や、ファッションアパレル、ビューティ・ヘルスケア用品、生活雑貨など多種多様なブースが構えられた。業界の牽引者達によるセミナーやイベントが公開され、訪れた多くの人達が各商品に興味を持ち、オーガニックライフスタイルへ関心を高めた。

エシカルファッション展示


ファッションアパレルにはオーガニックコットンの商品や、フェアトレードのアクセサリーが目立った。
サスティナブルな商品には製造から店頭に並ぶまでのストーリーがある。環境負荷の少ないもの、モノづくりへのこだわり、人間の創造力と現代の問題解決を考えたプロダクトが並んだ。

(S.O.S. from Texas since1992)

1992年、テキサス州にて創業したオーガニックコットンブランド。”100% ORGANIC,MADE IN USA”に強い拘りを持ち、テキサス州農務省認定の有機農場で作られたオーガニックコットンを使用している。原料の綿花の栽培から製品の縫製まで、一貫してアメリカで行うという希少なブランドだ。製品染めやプリントにおいても、草木染料、天然鉱石の天然のものを使用。

(株式会社avantiのオーガニックコットンを使用した製品)

「毎日身に付けるものだからこそこだわりたい」そんな思いから素材、着心地、使用をこだわり抜いて造られた下着を提案。縫い目の無い立体編みを使用したMade in Japanの製品。

エシカルファッションショー


19日(土)のメインステージではエシカルファッションショーが行われた。一般財団法人エシカル協会が主催し、関東のフェアトレードサークルの学生達、総勢50人が関わり、エシカルファッションの多様性を伝えた。

出演ブランドは「patagonia」「Liv:ra」「SANYO」「People Tree」「LEBECCA boutique」「NADELL」の6ブランド。ヘア&メイクアップには「The Body shop」の協力の元行われた。

(patagoniaの「re collection」。製品に使用している素材全て100%リサイクルされた原料から作られている。)

1996年に実施したオーガニックコットンへの切り替えやトレーサブルダウンの導入など、資源配分やサプライチェーンの慣習から製品デザイン、製造工程に至るまで役割を見直しているアウトドアブランド「patagonia」。新たな取り組み「re collection」は業界の既存システムを打ち破り、素材を生かし続けるアップサイクルなコレクション。ボタンやラベル、ジッパーなどにまで再利用可能な素材を使用している。

NADELLのウェディング、水や空気を汚さないオゾン加工によって脱色した純白のドレス。)

上質なシルクと、認証されたオーガニックコットンのみを使用し、独創的なデザインと共に着心地の良さを重視したウエディングドレス。ウエディングの世界で他にないエシカルなモノづくりを実施し、この世に生まれてきたものを余すことなく使うスタイルを貫く。

(右:鎌田安里紗さん。エシカルブランド「People Tree」 のワンピースを着用。)

ゲストには現役大学院生モデルでエシカル・ファッションの情報発信、途上国支援など、活動の場を広げている鎌田安里紗さんを迎え、エシカルな消費についてトークが行われた。消費者たちの消費活動は世界に影響を与え、変える力を持っていると強調し、エシカルファッションの良さを例を挙げながら来場者たちに伝えた。

今回のイベントからエシカルファッションは多様性に富んでいることが分かる。「フェアトレード」「ローカルメイド」「オーガニック」「ヴィンテージ」「伝統工芸・クラフツマンシップ」「リサイクル」など様々なモノづくりから製品になる。ブランドはプロダクトに拘り、ファッションとしての面白さを持ちながら、エシカルファッションを提案している。私たちが買い物をすることは各企業に一票を投票しているようなものだ。企業は消費者の声に耳を傾けながら製品化する。消費者が望んだものが形になることを意識しながら、どこにあなたの一票を投じるのか、考えることが日々の衣生活を豊かにするだろう。
Yumi Takahashi

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FUKROO 編集部

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