履き心地の良さより、美しく魅せるヒールを。『クリスチャン・ルブタン』| ブランドストーリー

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1990年代〜2000年代、ハイヒールをファッション界に呼び戻した男。

主に120mm(4.72インチ)以上のヒールをデザインする彼は、女性をセクシーに美しく、そして彼女らの脚をより長く見せる靴を追求している。

そんな世界で最も官能的なヒールを作るデザイナーとして名の知れるデザイナー『ルブタン』のブランド、『クリスチャン・ルブタン』を紹介しよう。

出典:http://en.vogue.fr/uploads/images/thumbs/201205/christian_louboutin_9704_north_990x370_white.jpg

『ルブタン』の生い立ち


1964年、家具職人の父親と専業主婦の母親のもとにフランスのパリで誕生。

幼いころは反抗心が強く、12歳で家出をしたり学校を退学したりと両親に心配をかけていた。

1980年、有名ミュージックホールの『フォリーベルジェール』で初の職を得てバックステージでエンターテイナーのアシスタントを勤め始める。

翌年にパリに戻り、1982年、当時『クリスチャン・ディオール』の靴を制作していた『シャルル・ジョルダン』のもとに。『シャネル』や『イブ・サンローラン』などのオートクチュールブランドのインターンシップを通して経験を積んだ。

80年代後半には、庭師を目指しファッションに一度背を向けたが、やはり靴の仕事が恋しくなり、1991年に自身のブランドを立ち上げ、翌年『クリスチャン・ルブタン』初のブティックを開業した。

靴の特徴


ティーンの頃から学業をほったらかし、靴のスケッチをしていた『ルブタン』。

1979年にパリの街角を歩いていたときのこと。当時の、国立アフリカ・オセアニア美術館の前で見かけた「木製の床を傷付けないように」と注意を促す女性観光客向けの看板。この看板が印象に残っていた『ルブタン』はルールにのったられることのない強い女性を表現する靴をデザインしたかった。

出典:http://qminmagazine.com/wp-content/uploads/2015/06/Christian-Louboutin-Nudes-Collection-BellaNaija-April2015.jpg

『ルブタン』本人が自身の作品を「King of painful Shoes」(痛い靴の王様)と呼んでいることからも、大前提として決して履きやすい靴ではないことがわかる。

緩やかなカーブラインには女性の脚を最大限に長く見せ、女性らしく、エレガントで美しいシルエットを靴によって作り出す狙いが。シンプルなパンプスは豊富なカラーバリエーションで各国の女性のスキントーンに合うものが。

レッドソール


出典:http://comingout.tokyo/2086

ブランドの象徴である真紅の靴底。このレッドソールは『クリスチャン・ルブタン』自身がデザイン、装飾を担当し、彼の靴に対する情熱を映し出したものであるとか。また、女性の優しさ、美しさ、控えめなところ、セクシーさも表現している。

1992年に世の中に発信して以来ブランドのトレードマークとなっているこのソールは、実は工場で出来上がった靴の靴底に赤色のマニキュアを塗ってみたことからはじまった偶然の産物で、ファッションショーで自身のデザインした靴に何かが足りないと感じていたところ、部下の一人がしていたシャネルの赤いマニキュアからインスピレーションを受けたとか。

そして、2008年にはこのデザインをアメリカで商標登録もしていて、靴底のみが赤いデザインを販売できるのは世界中で『ルブタン』だけとなったのだ。

セレブに人気を集める


世界中のセレブがレッドカーペットでもプライベートでも着用するハイヒールブランドの代表とも言える『ルブタン』。

芸能人やモデルはもちろん、現在ではスタイリストやブロガーなどのファッション関係者の間でも大勢の愛用者が。さらには、『アイアンマン』などのSFアクション映画や 『レクサス』のコマーシャルなど、ジャンルを問わずメディアにも頻繁に登場している。

ハイヒール以外にも


出典:http://www.lappartpr.info/assets/img/Cover/LOUBOUTIN-BEAUTE-2.jpg

近年では、その人気が高じてスティレットを始めとするレディースシューズだけでなく、メンズコレクションも数多く展開されるように。バッグや財布などのレザーアクセサリーからも目が離せない。

さらに、2014年からは、メイクアップライン『クリスチャン・ルブタン・ボーテ』が話題を呼んでいる。こちらはまだ世界でも数店舗でしか取扱いがないが、ジュエリー感覚で身につける斬新さが世界中でラブコールを受ける日もすぐそこだろう。

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FUKROO 編集部

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