『old honey』原まり奈 昔の恋人と古い蜂蜜の共通点。 -第1話- / U-29クリエイターズファイル

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連載企画「U-29クリエイターズファイル」

各方面において自身のクリエイションを発信する20代の若きクリエイター達を紹介する企画。

若くして活躍するクリエイター達は何に影響を受け、これからどんな未来を見据えているのだろうかか。その真相とクリエイションの源泉に迫る。

今回ご紹介するのは、現在23歳。ファッションブランド『old honey』のデザイナーである『原 まり奈』氏に話を伺った。

彼女の作る服には、親しみと心地よい暖かさを感じる。

そして、その作品が並ぶアトリエには華やかなファッションの世界のイメージとは少し違った空間を生み出している。

彼女が服を通して生み出したい価値とは何なのか。本日より3日をかけて紹介しよう。
 

old honey(オールドハニー)
2012年ブランド設立。コンセプトは「装飾的でありながら甘すぎない。日常に特別を添える服。」2012年にセレクトショップでの取り扱いを機にブランドを設立。2014年『バンタンデザイン研究所デザイン学科』に編入。若手ファッションブランドの発掘、インキュベートを目的としたプロジェクト『“Asia Fashion Collection (AFC)』にて入賞し、翌年のニューヨークコレクションにて作品を発表する。沢尻エリカ主演のドラマ『ファーストクラス2』に衣装を提供。同年、クラウドファンディングにて共同アトリエ『成遂寺』を設立。

始まりは 六畳の小さな古着屋から





子供の頃は家庭が厳しくて、髪も染められないし、おしゃれもしないお堅い感じでした。

大手百貨店で働く両親には、私のファッションはおかしかったみたいで、服装に関してセンスが悪いだの、TPOに合ってないだの、合わせ方がへんだのと色々いわれてて自信をなくしていましたね(笑)。

なので親が買った服ばかり着ていて、とくにファッションに興味もありませんでした。

自分で買った服を着るようになったのも高校二年生の時くらいからで、いつも蒲田の一階がカレー屋でその二階で営業している六畳くらいの小さい古着屋に通っていました。

一人の女性店長さんで営業しているその古着屋は、店長が買い付けをした商品がところ狭しと並んでいて、そこの服も空間も私の趣味にぴったりでした。

ほんとに全てが好きで、そこに集まる人達も好きで、ほんとによく通いました。

この蒲田の小さな古着屋との出会いが私が服を好きなり、ファッションの道に進む大きなきっかけになったんです。

 

スタイリスト科に入学。在学中にブランドを立ち上げる。



私立の高校を卒業して、バンタンデザイン研究所のスタイリスト科に入学しました。

スタイリストになりたいわけでもなく、スタイリストがどんな職業なのかもわからなかったのですが当時のバンタンのスタッフさんのお話を聞いて、スタイリスト科はバンタンの中で幅広く色々なことができると思い選びました。

写真が好きだったのでフォト科と迷ってもいましたが。

スタイリスト科に進んだものの、本当は既製服を組み合わせることよりそこに手を加えたいという事を最初から感じてはいたんです。

コラージュ的な感覚なのですけど、もともと気持ちはそっちでした。

ただ、当時は自分が一から服を作れるとは思っていなかったのでスタイリスト科に進んだのですが、バンタンの入学式の時に初めて買ったブランド『NOZOMI ISHIGURO』(ノゾミイシグロ)』との出会いが自分で服を作る事の後押しにもなり自信を与えてくれました。

新宿にあるショップのdestination Tokyo(デスティネーション トーキョー)で『NOZOMI ISHIGURO』の服をぱっと見た時、自分にとっては衝撃でしたね。

色味だったり全体の素材感がツボで印象的で、こういった世界観のブランドでも、こういう風に売れるんだなって思いました。

その時からスタイリスト科に通いながら夏休みに自分の服を何着か作ったり、自分で服を作りたいと周りに言ってまわったりしていましたね。
 




そんなことをしているうちに、セレクトショップを立ち上げる方から服を置いて見ないか?というお話を頂いたんです。

スタイリスト科二年目の19歳の時でした。

当時は自分の服を作りたい思いも強かったですし、いろんなタイミングが重なったこともあり、自分のリメイクブランドを立ち上げ、セレクトショップで売り出す事にしました。

 

ブランドの名前は「old honey」(オールド・ハニー)


名前は、最初に一緒に立ち上げに関わった子が決めたんですけど「蜂蜜って半永久的に腐らずに年がたつにつれて渋みが増したりする。それって昔の恋人との思い出に近いものだね」って話しから、

時間がたっても大事なものであり続けるような服を造りたいということで、(古い蜂蜜と昔の恋人をかけて)「old honey」(オールド・ハニー)と名付けたんです。
 




『old honey』原まり奈 昔の恋人と古い蜂蜜の共通点。 -第2話-

『old honey』原まり奈 昔の恋人と古い蜂蜜の共通点。 -最終話-


 



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