(海外版) 世界のファッション業界を席巻する CEO達 ーvol 2ー

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前回に引き続き、世界のファッション業界の凄腕CEOをたちを紹介する企画 ーvol 2ー

米経営学誌のハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)は10月16日、2016年度の「世界のCEOベスト100」(The Best-Performing CEOsin the world)を発表した。このランキングは、CEOに就任してから少なくとも2年が経過しており、逮捕歴や有罪宣告を受けた経験がない人物が対象である。

一秒でも早く、誰よりも早く / NIKE(ナイキ)


1964年、スタンフォード大学で経済学を学んだPhil Knight(フィル・ナイト)と彼の陸上コーチであったBill Bowerman(ビル・ボワーマン)が共同してBRS(ブルーリボンスポーツ)を設立。日本からオニツカタイガー(現アシックス)のランニングシューズを輸入し、アメリカ国内で販売。

1971年、社名を『NIKE(ナイキ)』に変更、名前はギリシャ神話の勝利の女神「NIKE(ニーケー)」から取っている。同年、バウワーマンは朝食のワッフルをヒントにソールのアイデアを思いつくが、商品化には数年を要し、やっと1976年に自社ブランド初の『NIKE Waffle Trainer(ワッフル・トレイナー)』を販売した。

こうして、バウワーマンの求める「一秒でも早く走れるランニングシューズ」を研究、開発していく。「自分が心からやりたいことをやりなさい。そうすれば、ほかのことは自然とついてくる。」と話すフィル・ナイトのように、過去に陸上選手だったり、陸上を愛する人々によって支えられている、ナイキ・グループ。

そんな歴史と陸上への愛情で溢れるNIKEをまとめているのが、2016年の「世界のCEOベスト100」で第11位に選ばれた『Mark G. Parker(マーク・パーカー)』である。

出典:https://moneytoday.jp/articles-264

1979年にシューズデザイナーとしてNIKEに入社した彼は、2001年から4年間、ナイキ・ブランド社長を経て、2006年よりCEOに就任。彼がまだCEOになる以前、2002年、フラグメントデザインの創設者である『藤原ヒロシ』、クリエイティブコンセプト担当のナイキ副社長『Tinker Hatfield(ティンカー・ハットフィールド)』とタッグを組んで、面白いことを考え、新しいコンセプトを探求するようになる

出典:http://www.highsnobiety.com/2016/03/16/nike-htm-mark-parker-tinker-hatfield-hiroshi-fujiwara-interview/

このコラボレーションは、3名のイニシャルをつなぎ合わせて『HTM』と名付けられた。過去の名作をアップデートしたものや、ナイキフライニットなど最新のテク『HTM』と名付けられた。過去の名作をアップデートしたものや、ナイキフライニットなど最新のテクノロジーを導入したものなど、数多くのプロジェクトが発表され、商品化されている。

一族で守り続けた会社を救ったのは、赤の他人だった / Estée Lauder Companies(エスティ・ローダー・カンパニーズ)


1946年に『Estée Lauder(エスティ・ローダー)』と、彼女の夫『Joseph Lauder(ジョーゼフ・ローダー)』によってアメリカのニューヨークで創設。

最初は、皮膚科学の専門家であった叔父『John Schotz(ジョン・シャッツ)』の開発したクリームの営業・販売を担当する形で始まった。彼女は叔父から、スキンクリームの作り方など様々な美容に対しての知識を学び、自分でも作るようになります。「美しさの本質はその人の輝きにある」と述べる彼女の「美」に対する想いは、肌のお手入れを丁寧にしていた母の影響であるともいえる。

1948年、大手百貨店、サックス・フィフス・アベニューにコーナーを設け、その後15年間にわたって、アメリカ国内での販売を続けた『Estée Lauder Companies, Inc.(エスティ・ローダー・カンパニーズ・インク)』の業績は拡大し続ける。60年代、ヨーロッパ、アジアにも進出している。今では、化粧品、スキンケア用品、ヘアケア用品、香水の世界的な製造および販売メーカーとなっている。

その『Estée Lauder Companies, Inc』のCEOは、2008年プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)から移籍した『Fabrizio Freda(ファブリヅィオ・フレダ)』だ。

出典:http://www.thebk.co.kr/news/articleView.html?idxno=171298

2009年、『エスティ・ローダー』の利益が落ち込み、長年、経営効率の悪さに圧迫されている中、1946年の創業以来、ローダー一族以外で初のCEOに就任した。フレダは、事業の立て直しのためにコスト削減命令の下、各ブランドが顧客リサーチ部門や事務部門を共有し、広告費とサンプル費を減らし、純利益を増加させた。高級化粧品は、ドラッグストア化粧品が製品展開やマーケティングを拡大しているまさにその時期に、景気後退の影響を受けていたが、世界中の百貨店と協力して、近寄りがたい雰囲気をなくした。顧客を呼び戻すために一部カウンターではタブーを破り価格表示を始めた。

出典:http://bitty.jp/post/xmascoffre-esteelauder-2015/

フレダによって建て直されたエスティ・ローダーは、コスメブランドを次々に買収。若年層を狙うため、今年2016年に買収されたブランドは、『Too faced(トゥーフェイスド)』『BECCA Cosmetics(ベッカ・コスメティクス)』である。現在、第27位の『エスティ・ローダー』、フレダによって2017年は何位に君臨するのか、要チェックだ。

SALLY

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FUKROO 編集部

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